お笑いコンビ・千原兄弟の千原ジュニアが10月27日放送の「にけつッ!!」(日本テレビ系)に出演し、コロナ禍でのモヤっとしたエピソードを披露した。
ジュニアは、緊急事態宣言が解除される3日ほど前に家族でカフェを訪れた際の出来事を回想。「天気がいい日だったので、下の子と奥さんと3人で初めて入るカフェに行った」とし、4人用のテーブル席に案内されたという。
そこで、テーブルに水を置いていた店員から「向かい合っては座らないでください」と言われ、対面の席に座る場合は斜めに向き合うような形で座るよう指示されたと説明。ジュニアは一瞬、店員の指示の意味が理解できず、「えっ?」と反応したところ、「私が水を置いたところに座ってください」と告げられたという。
お店のルールだからと従ったジュニアだが、「俺からしたら、家族でさっきまで一緒の家で、一緒の飯食うて、天気ええからって茶を飲みに来て、他人ならまだしも」と店側の対応に首を傾げた。さらにジュニアのツッコミは続き、「奥さんがケーキを食べたいっていうから1つ頼んだらフォークが2つ付いてて。1つの物を食べ合うのはええんやな、って」とケーキのシェアが許されることへの矛盾を指摘した。
「コロナ禍では飲食店に限らず感染防止策への取り組みやルールは様々で、映画館では家族連れやカップルなども隣り合わせに座ることはNGです。今回、ジュニアが遭遇したように、座席の配置にまで気を配っていながら、一つのケーキをシェアすることについては黙認しているといったケースもあり、カフェ側もその矛盾を認識しつつ、それ以上の対応に頭をひねる余裕がないのかもしれません。
ネットでも、こうしたジュニアのツッコミを受け、『土産物屋にて、レジでカードを手渡そうとすると“トレイに置いてください”と言われたがサインする時のペンは手渡しだった』『カード払いの時の暗証番号押すとこって、使うたびに消毒してるとは思えないけど、結局誰も言わないよな』『手で触ったカードをトレイに置く。でも、そのカードを手で取ったらよく考えたら変わらない気が笑』『店側のコロナ対策は結局ほぼパフォーマンス。ビニール袋だってつけて対策してますと言いながら、同じ手袋で接客続けてて意味あんのかなって思う』などの声があったほか、『そんなもんですよ』『(感染対策を)やってる感が大事』『対策してるというパフォーマンスであって、効果を求めてるわけじゃないということでしょう』などの指摘も見られました」(芸能ライター)
多少の矛盾点を認識しつつも懸命に対策を講じようとガイドラインを守る日本人の真面目さが、新規感染者数の減少につながっているとも考えられるかもしれない。
(木村慎吾)