「2021年タレントCM起用社数ランキング」(ニホンモニター)が12月1日、発表された。これは2021年1~11月のCM出稿数についてカウントしたもの。今年から男女別に分けず、本数で順位がつけられた。初の総合1位に輝いたのは、16社に起用された本田翼。初のCMクイーンとなった。
「3年前にLINE MOBILEのCMで披露したダンスは衝撃的でした。明るくて元気いっぱい、生き生きと踊る姿がお茶の間の視線を釘付けにしました。以来、本田のCMではダンスが欠かせません。明星食品やZOZOのCMでも抜群のプロポーションを生かしたダンスを披露し、高評価を受けました。月9ドラマ『ラジエーションハウスII~放射線科の診断レポート~』(フジテレビ系)で女優業も順調、バラエティ番組でもひっぱりだこの人気です。『中居大輔と本田翼と夜な夜なラブ子さん』(TBS系)のMCでは本音全開、裏表のないあけっぴろげキャラで親しまれています。特に同年代女性からのウケがよく、愛くるしいおしゃれ番長ぶりが憧れの的です。趣味のゲームは1日10時間プレーもざら、ゲームの製作総指揮をするほどのめり込み、ゲーマーに親近感を抱かせることに。まだまだ本田時代は続きそうです」(テレビ雑誌記者)
2位は芦田愛菜(15社)、3位は広瀬アリス・広瀬すず姉妹(12社)。男性のトップは、2年連続で「NHK紅白歌合戦」の司会に起用された大泉洋(11社)。以下、賀来賢人、松岡修造(10社)、香川照之、神木隆之介、斎藤工、高橋一生ら(9社)と続く。
「昨年、CMランキングでひときわ輝いたのは嵐でした。2020年12月31日での活動休止を発表した嵐は各企業で奪い合う状況が勃発。CM出演企業13社が参画した合同キャンペーン『HELLO NEW DREAM.PROJECT』が実施され、嵐メンバーの顔をテレビで見ない日はないくらいのモテっぷりでした。中でも一番人気だったのが櫻井翔。契約社数19社はここ5年間(2017~2021年)でダントツです。2位が相葉雅紀(17社)、3位松本潤(16社)、4位大野智(14社)、5位二宮和也(13社)と続きました。残念ながら今年、嵐特需は雲散霧消。かろうじてランク入りしたのが、櫻井翔(8社)。報道番組や音楽特番のMCをこなす慶応卒の優等生キャラはスポンサーにとって根強い人気があるようです。癒し系の天然キャラで櫻井とCM起用社数を何度も張り合ってきた相葉はふるいませんでした」(芸能ライター)
嵐にとっての吉報は映画のヒット。嵐のライブ映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM“Record of Memories”」が、11月26日の全国公開から3日間で観客動員数34万人、興行収入10億円に達した。11月3日からドルビーシネマ限定で先行公開されたものと合わせると、累計観客動員数は54万人、興行収入17億円を突破している。
「観客動員ランキング初登場1位となったのは事実ですが、後が続きませんでした。その後、全国の映画館でガラガラとなっている様子がSNSで次々報告されています。映画館の座席予約表をあげて“貸し切り状態”を暴露する声も少なくありませんでした。アイドル映画はファンのリピートで興収が増えていくものですが、この映画のチケットは3300円と高額で、おいそれとリピートできません。ましてやコンサートライブの映像なので、ファン以外に客層が広がることもありません。そのためガラガラ状態をひきおこしているわけです」(ネットライター)
今年、櫻井は相葉と同時に結婚を発表。ショックを受けたファンが見切りをつけ、ゆかりのグッズを大量にメルカリ出品したのは記憶に新しい。ぜひとも5人がそろうその日まで、圧倒的人気の存在で居続けてほしいものだ。
(塩勢知央)