愛犬とたわむれているときが一番幸せという人も多いのでは? 実は、人間同士、とくに母子の関係づくりに欠かせない愛情ホルモンとか癒やしホルモンといわれる「オキシトシン」が、犬との関係性においても重要な役割を果たしていることが分かっているそうなんです。
ジャーナリストのジョン・ホーマンズさんの著書「犬が私たちをパートナーに選んだわけ 最新の犬研究からわかる、人間の『最良の友』の起源」(CCCメディアハウス刊)によれば、ある研究で、飼い主が愛犬と触れ合った後では、尿中オキシトシン濃度の上昇が認められたのだとか。
面白いことに、犬から見つめられたことをきっかけにやりとりする機会を多く持った飼い主ほど、高い濃度を示したそう。確かに、愛犬にじっと見つめられると、可愛くって仕方がなくなりますよね。そんなとき、人にはオキシトシンが分泌されている可能性があるというのは驚きです。
また、「免疫力を復活させて家族に迷惑をかけない本」(主婦の友社刊)には、オキシトシンは、自律神経を整える、リラックス感や幸福感を増加させる、ストレスや不安、うつを軽減する、美肌や筋肉などの若返りが期待できると書かれています。女性にとっては、美容面への効果は注目すべきポイントですね。