お笑いコンビ・千原兄弟の千原せいじが5月23日に自身のYouTubeチャンネル「せいじんトコ」を更新し、元雨上がり決死隊・宮迫博之と対談する動画をアップ。その中で、ユーチューバー・ヒカルの“激怒事件”について語る場面があった。
この日、せいじは、宮迫が経営する焼肉店「牛宮城」を訪れ、30年以上の付き合いがあるという戦友との思い出話で大盛り上がり。そこで、宮迫と共演することも多いヒカルの話題になると、せいじは、2月の“中堅芸人への激怒事件”について切り出した。
ヒカルは2月4日にアップした動画の中で、食事をともにした“某中堅芸人”からユーチューバーを見下すような発言をされ、不愉快な気持ちになったと告白。次第に口調も荒くなり、その中堅芸人の特徴として「40歳くらい」「ダウンタウンを尊敬しているが、テレビで共演しているのを見たことがない」「中途半端に売れていて、中堅芸人の真ん中のちょっと下くらい」「世間からの好感度は高い」「レギュラーは数本程度で消える可能性もある」「M-1グランプリの審査員へ文句や愚痴を言っていた」などの要素を挙げていた。
これが多くのメディアに報じられ、「その中堅芸人は誰?」などと各所で憶測が過熱。せいじによると、芸人界隈でも大きな盛り上がりを見せたようで、吉本興業の中では「ペナルティのヒデだと思われている」と明かした。
せいじには、“ヒデ犯人説”があまりしっくりこないようで、「俺はヒデがそんなこと言うかなと思うけど」と疑問視。しかし、「後輩芸人は『ヒデさんは言います』って言ってて。後輩の中ではヒデということになってる」という。
これには宮迫も「そんなん言わへんやろ」と同調すると、せいじは「あの人ら、めちゃくちゃ頭よくて、自己プロデュースが上手いやんか。だから話題になるためにウソを言ってるんちゃうかなと思って」と、ヒカルの自作自演を示唆。これに宮迫は「もしかすると、それっぽい柔らかい言い方で、『YouTubeってどうなの?』ぐらいのを広げて言ってるのかもしれんね。本当に嫌なヤツは芸能界から消えちゃいますから」とフォローした。
「ヒカルによると、その中堅芸人は最後に食事の会計もせずに帰ってしまい、『ホンマにダサすぎる』とも糾弾。多くの憶測が飛び交い、様々なお笑い芸人が言及してきたこの騒動ですが、せいじは『このままやと、ヒデがかわいそうやなと思って』と後輩を思いやっていました。
しかし、今回のせいじの発言により、ネットでは『多くの後輩がそう思っているということは、申し訳ありませんが、ヒデさん自身にも何か問題があるのではないかと邪推してしまいます』『後輩たちからの評判が本当なら、強いものや仲のいい人にはいい態度で、自分が嫌いな人間や下だと思ってる人間には態度が悪いって可能性もある』『後輩の芸人にはそういった態度で接してるってことでしょう』『“後輩の中ではヒデということになってる”。もうこの時点で、真偽はともかく、後輩は少なくともヒデを、そういうことを言う人間だって認識してるってことだよね』などの指摘が相次ぐことに。
ヒデよりも後輩の芸人たちが『ヒデさんは言います』と確信しており、逆に、先輩のせいじや宮迫からは『そんなん言わへんやろ』と思われている点もまた、ヒカルが主張した『世間からの好感度は高い』との要素に合致しているとも考えられます」(テレビ誌ライター)
真偽はさておき、“後輩全員から犯人だと思われているヒデがかわいそう”だというせいじの発言は、決してヒデにとってプラスになるものではなかったと言えそうだ。
(木村慎吾)