6月30日に最終回を迎える「やんごとなき一族」(フジテレビ系)で、突然現れたドバイの大富豪・サイードを演じた竹財輝之助が話題になっているようだ。その理由は、またしても最終回にだけ出演して役者としておいしかったから。
竹財はまだ記憶に新しい2021年4月期放送の松たか子主演ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」(フジテレビ系)でも最終話にだけ登場。松演じるとわ子の初恋の人・甘勝岳人を演じ、役者としておいしい仕事をこなしていた。
「実は竹財が最終話にだけ登場したのはこれだけではないんです。2020年1月期放送の伊藤英明主演『病室で念仏を唱えないでください』(TBS系)では通り魔に刺された妻の夫・木村和也役、2019年1月期放送の北川景子主演『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)では松田翔太演じる留守堂謙治こと本名・三瓶良雄の部下・寺内役、2013年4月期放送の佐藤二朗主演『めしばな刑事タチバナ』(テレビ東京系)では宝石店連続窃盗事件の被疑者・桐山光役、2009年7月期放送の山下智久主演『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(フジテレビ系)では東都ユースオーケストラの先輩チェリスト・福山役をそれぞれ最終話で演じ、ドラマのフィナーレを盛りあげてきたんです。
竹財は九州ルーテル学院大学時代にモデル業を始め、2004年放送の『仮面ライダー剣』(テレビ朝日系)で役者デビュー。24歳だった当時はネクストブレイクを期待されていましたが、30代半ばの頃には役者を辞めようかと悩んだこともあったそうです。しかしその後は2018年8月8日=9月12日放送の猪塚健太とW主演したドラマ『ポルノグラファー』(フジテレビ系)で艶気がダダ漏れの艶系小説家・木島を好演。この作品が竹財のターニングポイントになったのではないかと思います。放送中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では新垣結衣演じる八重の兄・伊東祐清を好演。片肌を脱いで弓を射るシーンには黄色い声があがりました」(テレビ誌ライター)
7月3日放送の「オールドルーキー」(TBS系)では、プレッシャーから自分の思い通りのプレーができなくなる“イップス”に悩まされるプロゴルファー・高槻一成を演じる竹財。どうやら次回作は最終話だけの登場ではないようだ。