向井理と木村文乃が主演し、堤幸彦監督を演出に据えて鳴り物入りでスタートしたドラマ「神の舌を持つ男」(TBS系)。しかし視聴率は初回から6.4%、6.2%、5.7%と右肩下がりで、低迷ぶりが止まらない。
堤監督が手掛けた仲間由紀恵、阿部寛コンビでおなじみの「TRICK」(テレビ朝日系)、熱愛報道があった戸田恵梨香、加瀬亮が共演した「SPEC」(TBS系)はどちらも映画化もされており、当初は今作も映画化が噂されていた。しかし、一部スタッフからは「映画化どころか、このまま視聴率が下がり続けて5%を割れば打ち切りの可能性もある」と囁かれる現状なのだという。
そんな状況の中で“一人勝ち”と称賛されているのが火野正平だ。
「火野は向井が演じている朝永蘭丸の亡くなった祖父で“伝説の三助”として名を馳せた朝永平助として回想シーンにのみ出演しています。白ふんどし姿の火野が風呂場で女性の背中を流すという、色っぽい要素が盛り込まれた30秒ほどの回想シーンは、間違いなくドラマ全体をキリッと締めています。短時間の出演ながら毎回インパクトのあるシーンなので、視聴者からは『火野正平には伝説が似合う』『向井よりふんどし姿がハマッてる』などと高い評価を受けているのです」(テレビ誌ライター)
のびのびとハマリ役を演じている火野は、俳優冥利に尽きるといったところか。