朝ドラ「ちむどんどん」(NHK)でヒロイン・比嘉暢子(黒島結菜)の幼馴染・青柳和彦(宮沢氷魚)の恋人・大野愛役を演じる女優・飯豊まりえの演技が好評だ。
「愛は、当時はまだ少なかった女性の新聞記者。和彦を通して暢子とも知り合い大切な友人となっていく役どころです。飯豊自身も『新聞記者として意志を持って仕事をしていくという部分は、自分の気持ちに通じるものがありますし、当時の社会の中でそれを決断していく彼女の心の動きも丁寧に演じられればと思っています』と話しています」(芸能ライター)
何かと批判の声が上がっている今回の朝ドラ。そのなかにあって、回を追うごとに飯豊のきめ細かい演技には「視線を動かすだけで何を思っているかわかる繊細さ」「あいちゃんの演技力だけが救い」「今日のあいちゃん見て、本当に朝ドラヒロインで飯豊まりえさん見たいと思った」といった称賛コメントであふれている。
さらに飯豊は7月7日にスタートしたドラマ「オクトー~感情捜査官 心野朱梨~」(日本テレビ系)で主演。このドラマは、人の感情の色が見える変わり者の刑事・心野朱梨(飯豊)が、感情見え見えなエリート崩れの刑事・風早涼(浅香航大)とバディを組んで、目に見えない感情から凶悪事件の真相に迫る新感覚の刑事サスペンスだ。
今回の役では、笑顔を封印。取調室でじっと相手の目を見て感情を読む姿や、人とのコミュニケーションが取れない朱梨という絶妙の演技に「まりえって演技の幅が広い」「面白い。引き込まれる。まりえちゃんの演技」「インパクトすごかった」といった声がネット民から上がっている。
「2019年のドラマ『サイン‐法医学者 柚木貴志の事件‐』(テレビ朝日系)では、主演を務める大森南朋の相方役。2020年から放送されたドラマ『岸辺露伴は動かない』(NHK)シリーズでも、主演・高橋一生の相棒役。そして4月期に放送された広瀬アリス主演のドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)では“パパ活”する主人公の親友役など、数々のドラマで演技力に磨きをかけてきました。『ちむどんどん』と『オクトー』でも高い評価を受け、いよいよGP帯で主演に抜擢されるチャンスが見えてきたのではないでしょうか」(週刊誌記者)
ますます期待が高まるばかりだ。
(窪田史朗)