最新シングルとなる「オレンジkiss」が約61万枚を売り上げ、7月12日付の「オリコンデイリーシングルランキング」で見事1位を獲得したアイドルグループ・Snow Man。それぞれのメンバーも売り出し中で、今もっとも人気が急上昇しているジャニーズ事務所のグループとなっている。
「2020年1月にSixTONESと同時にCDデビューしたSnow Manは当初、今のような大ブレイクをするとは思われていませんでした。デビュー直前に向井康二、目黒蓮、ラウールが加入し9人体制となったのですが、これにファンが拒否反応。しかも、デビュー時はラウールを主軸として、ドラマなどでも目黒が大きな仕事を獲得していきました。昔からのファンとしては面白くなく、一時はファン離れも起きて、同期のSixTONESのほうが将来を期待されるようになりました」(女性誌記者)
しかもタイミング悪く、デビュー直後にリーダーの岩本照が写真週刊誌「FRIDAY」にスキャンダルを報じられ活動を自粛。さらに、年末の紅白歌合戦もメンバーが新型コロナウイルスに感染し、辞退することになった。
ジャニーズ事務所もSixTONESの売り込みに注力し、Snow Manは二の次となってしまった中で、動いたのがジャニーズ事務所の滝沢秀明副社長だという。
「滝沢副社長は陣頭指揮を取ってSnow Manの売り出しに注力。付き合いの深いエイベックスと組む形で、人気の『おそ松さん』の実写映画化をSnow Manで進めました。結果、大ヒットを記録してファン層も拡大。さらに個人の売り込みも加速させ、目黒は俳優として飛躍して映画『月の満ち欠け』と『わたしの幸せな結婚』の公開を控えています。さらに、向井康二に関しては、体を張ったバラエティ番組への出演を売り込んでいます」(民放局関係者)
さらに、新曲「オレンジkiss」の発売に絡めてソロ活動を加速させている。
「ラウールはYOHJI YAMAMOTOのモデルとして突然、パリ・コレクションデビューを果たして世間を驚かせました。さらに、阿部亮平は上智大学大学院卒の高学歴を生かして、日本テレビ系で放送された参院選特番『zero選挙2022』に出演。これらも全て、滝沢副社長が取ってきた仕事だそうです。今後は、阿部が気象予報士の資格も持っていることで、『お天気お兄さん』として本格的に売り出すプランもあるようです」(前出・女性誌記者)
ソロ活動で一定の知名度を獲得した後は、晴れてグループとしてのさらなる大ブレイクを模索しているという。
「滝沢副社長はグループの核として、スキャンダルで一度人気を落とした岩本を考えているのだとか。岩本のダンススキルは超一流で、その実力を世間に知らしめるために、7月3日に放送された『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)に出演させたといいます。関ジャニ∞の番組ということで、ダンサーとしても振付師としても才能がある岩本を猛プッシュ。結果は大成功で、岩本が単独主演する映画『モエカレはオレンジ色』の上映と合わせて大きな話題となりました。
滝沢副社長は、岩本を中心にダンスをより本格的なものにするよう指導しています。タイミングよくBTSが兵役問題などでグループよりもソロ活動を優先することを発表したので、一気にSnow Manを売り込めるチャンスと見ているようです。最終的には、BTSと同じくアジアやアメリカでも売り込んでいく野望もあるのだとか」(民放局関係者)
活動休止が長く続く嵐の代わりに、国民的な人気を誇るアイドルグループをジャニーズ事務所。その最有力候補にSnow Manがなる日が近いかもしれない。
(渡邊伸明)