お笑いコンビ・TKOの木本武宏による投資トラブルが芸能界を騒がせているが、千原兄弟の千原ジュニアには「もっと強引に誘ってほしかった」と嘆く投資案件があったという。
昨今の投資ブームについて取り上げ、そのメリットとデメリットをバランスよく伝えたのは7月31日放送の「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA)で、巷ではコインランドリーや山に投資する人も増えているとの潮流を紹介した。
MCのジュニアは、“儲かる話、ありますよ”との誘いには「基本的に怪しいと思ってしまうから、全く投資はしていない」と説明。プライベートで頻繁に訪れる沖縄・宮古島市にある伊良部島でも、10年ほど前に「別荘建てたらどう? 絶対に(値が)上がるから」と不動産投資を勧誘されたが、「ええから、ええから」と関心を示すことはなかったという。
10年が経ち、ジュニアはその価値の高騰にビックリ仰天。「今、500倍に上がってるらしい。500倍やで!」と明かすと、「なんでもっと強く誘ってくれなかってん!」と普段なら敬遠されがちな“強引な勧誘”を求めていた。
テレビ誌ライターが解説する。
「ジュニアは、2016年に伊良部島がある宮古島市のPR大使に就任し、自身の婚姻届も宮古島市役所に提出するほど愛着を持っています。大使就任時点で合計40回は訪れたとも振り返り、市長からは大使の任期を『生涯です』とも告げられていました」
そんなジュニアが現地で知人から誘われた「絶対上がるから」との投資話は、実際に500倍もの高騰を見せたといい、ネットからは「500倍? 5000万円だとしたら250億円? 嘘だ~」「100万円で買った別荘が5億円になるってあり得ない話やないですか。ちょっと考えたらわかる話。盛りすぎ」「そんな訳ない」など、その急激な成長率を疑う声も。
「しかし、ライフラインの充実による宮古島の観光客の増加や、15年に開通した宮古島と伊良部島をつなぐ伊良部大橋で、一気にリゾート地としての価値が急上昇。19年4月配信の『文春オンライン』記事でも『宮古島“地価500倍”のバブル』に関する詳細が伝えられており、14年度時点で43万人程度だった観光客は、わずか4年後の18年に120万人にまで増加したとされています。それに伴い、当時の現地では『空前のホテル新設ラッシュ』も起きており、伊良部バブル前の12年時点でジュニアに伝わった案件はかなりオイシイ誘いだったことがわかります」(前出・テレビ誌ライター)
“絶対に儲かる話”との謳い文句は投資界隈ではご法度。しかし、時にそれが未来の予言になり得るケースが存在するのもまた、投資の世界であると言えそうだ。
(木村慎吾)