「3食きちんと食べているのに力が出ない」「なんだか疲れやすいし不調を起こしやすい」「ダイエットを成功させたいのに代謝の悪さを克服できない」
このような場合は、「新型栄養失調」を改善することで突破口がみえてくるかもしれません。日々の食事が健康で代謝のよい体づくりの土台になっているか、チェックしてみましょう。
■新型栄養失調とは?
必要なカロリーは摂取できているのに、筋肉のもととなるたんぱく質や体内の働きを助けて代謝を高めるビタミン・ミネラル類が十分に摂取できていないため、代謝が悪く不調を起こしやすい状態のことを新型栄養失調といいます。
これは、インスタント食品や麺類、おにぎり、菓子パンなど、エネルギー源となる炭水化物に偏った食事ばかりをしていることで起こりやすいといわれています。つまり、肉や魚、卵、豆製品、乳製品などのたんぱく源や、ビタミン・ミネラル類が豊富な野菜・果物を上手に取り入れることができていない状態です。日々の食事を振り返り、これらの食品をあまり取り入れられていないと感じたら、食生活の改善をオススメします。
■疲れにくい体づくりとダイエットの成功の鍵とは?
栄養バランスの乱れとともに気を付けたいのが、忙しさやダイエット目的などから食事量を大幅に減らしてしまうこと。そして、特定のものばかりを食べる習慣です。これでは栄養バランスの乱れを招きやすく、代謝の低下や不調の原因になることもあるのです。
1日をエネルギッシュに過ごすためにも、体脂肪を効率よく燃焼させるためにも、エネルギー源となる炭水化物や代謝アップをサポートするたんぱく質・ビタミン・ミネラル類をバランスよく摂ることが大切です。
不調を起こしにくく疲れにくい体づくりもダイエットも、体内の機能が活性化されていなければ実現できません。日々の食事が体をつくっていきますから、自分を大切にする重要な習慣として、食生活を整えていきましょう。
(Nao Kiyota)