フィギュアスケートの2016グランプリシリーズ開幕を前に、「フィギュアスケートISUジュニアグランプリシリーズ/ファイナル2016」が8月下旬からスタートした。
9月9日から横浜で開催される第3戦の日本大会には、注目の本田真凜選手なども登場するが、第1戦のフランス大会では、選手を会場に運ぶマイクロバスが事故を起こし、選手とコーチが負傷し、病院に運ばれるという惨事があった。
「事故にあったのは、ロシアのアンナ・タルーシナ選手と、コーチのセルゲイ・ダヴィードフです。2人とも命に別状はなかったものの、タルーシナ選手は事故のため膝の靱帯を損傷し、手術を余儀なくされました。今季のグランプリシリーズの出場は無理だということです。またダヴィードフコーチは頭を打って、事故前のことがまったく思い出せないということで、ロシアに戻って治療を受けています。タルーシナ選手はこの大会がデビュー戦の14歳で、有望な選手でしたが、試合をふいにすることになって気の毒としか言いようがありません」(スポーツライター)
健康管理はもちろん、このようなアクシデントが起こりかねないことも、選手は常にストレスを感じている。そんなハードな環境に負けず、選手たちには氷上で大いに実力を発揮していただきたいものだ。
(芝公子)