小説家・瀬尾まいこ氏の小説を原作とした映画「夜明けのすべて」が24年2月に公開されることが決定。同作の公式サイトやSNSで、W主演としてSixTONESの松村北斗、女優の上白石萌音が決定したことを発表した。
原作は瀬尾氏自身のパニック障害の経験をモチーフにしながら、誰もが抱える暗闇に一筋の光を照らすような心温まる物語。松村演じる山添孝俊は仕事も恋も順調だったのにパニック障害を患ったことで人生が一変する。
対して、上白石が演じる藤沢美紗は普段はおおらかな性格だが、PMS(月経前症候群)によって月に一度感情が抑えられず怒りを爆発させてしまう。2人は同僚であり、友達や恋人とは異なるが最高の理解者という特別な関係性が描かれる。
「2人は21年11月期に放送されたNHK朝ドラ『カムカムエヴリバディ』で共演。上白石がヒロイン・安子を演じ、松村演じる雉真稔と恋に落ちて、やがて結婚します。しかし、時代は第二次世界大戦の最中であったため、稔は短い結婚生活のあとに出征。そのまま戦死して死に別れるという悲劇的な展開でした。役も作品も違いますが、今度こそ幸せになってほしいと朝ドラと重ね合わせている“カムカム”ファンもいるようです」(芸能記者)
映画公開の際には「カムカム」ファンが多く訪れることになりそうだ。
(柏原廉)