すっごく疲れていて調理は2工程ぐらいしかしたくない時、またはメインは作ったけれどなんかもう一皿急に欲しくなっちゃった、みたいな時。冷蔵庫にいつもある白菜を茹でて和えたらなんとなくサブ料理っぽくなる、混ぜるだけのソースやタレってあると便利ですよね。
まずは、もうこれは盤石でしょ、というのが「かに味噌なめ茸」486円(写真左)。茹でて水気を絞った白菜に和えるのはもちろんですが、大根おろしやワカメなど、しっとりした野菜や海藻と組み合わせれば立派なおかず。原材料は長野県産のえのき茸に醤油、ズワイガニエキス、かに味噌が入っていて、食べると本当にカニの旨みを感じます。
よく見るなめ茸ひと瓶が120円とか150円するのを考えたら倍近くのお値段ですが、カニ味噌とエキスが入っていることを考えれば、かなり有能なアイテム。ほんっ~とうに何にも作りたくないときは、ゴハンにかけて終了! カニのスペシャル感を感じつつ、ヘルシーで万能ななめ茸は、常備しておいてもいいかもしれません。
そしてカルディのド定番、王道のドレッシングといえば「エマルジョンドレッシング」375円(写真中央)。タマネギとニンニクをベースにしたドレッシングで、野菜だけではなく肉や魚にも合う万能ドレッシング。これを先ほど同様、ゆでた白菜に和えると、和風サラダ? 白菜の和え物? なんかまろやかな美味しさの小鉢が完成!といった感じ。ドレッシング自体が旨みたっぷりなので、混ぜただけでも手抜き感は感じません。
タマネギやニンニク入りなので、しゃりしゃりしているのかと思いきや、とってもトロットロ。なので茹で白菜の程よいシャキシャキ感とも相性がいい。おそらくだけれど、茹でもやしにかけてもなんかワンランク上の味にしてくれるのかも。ちなみに「エマルジョン」とは水の中に油が分散している、いわゆる乳化した状態を指す言葉。だから基礎化粧品などでも聞くんですね。
そして意外な美味しさだったのが「オマール海老めんつゆ」278円(写真右)。これが、辛味のないエスニックというか、生春巻きのあの甘酸っぱ辛いつけだれの唐辛子抜きました、というか。原材料はトマトペーストや海老エキス、にんにくなどですが、おそらく入っている魚醤が強い? パッケージには「カナダ産のオマール海老をエキスにし、トマトやタラゴンで風味づけしためんつゆです」と欧米感たっぷりに書かれているのに、エスニック感が前にバーンとやってくる美味しさです。カナダよりタイ。断然アジア。なので、ただ茹で白菜に和えただけだとちょっと物足りないかも? もし冷蔵庫にあればですが、パクチーを足すことができれば、子供も食べられる「なんちゃってエスニックサラダ」とかになりそうです。
ということで、この3つと白菜があれば、“なんかオカズっぽいもの作らなくちゃ”というときに何とかなる! 白菜を一玉買っちゃって、たまにはいつもと違う味で食べたいなぁ、みたいな時にもおすすめですよ。
(ロドリゴいしざわ)