3月5日放送の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)で見せた、ダウンタウンの松本人志と浜田雅功のやり取りが大きな話題となっている。
この日の放送は急きょ内容を変更し、2月22日に他界した落語家でタレントの笑福亭笑瓶さんを追悼する「名場面集」を紹介。メンバー全員が喪服に身を包み、過去の笑瓶さんの出演企画について語り合う中、2010年4月放送の「水中息止めバトル」について、浜田は「これもう、殺そうと思って」とトンデモ発言を投下した。
ココリコや月亭方正らが「えっ!?」と驚く中、すかさず松本は「いやいや、浜田さん。死んでるんで。『殺そうと思った』っていうのは、よくないかな~って」と笑いをこらえつつ、ツッコミ。これにも浜田は爆笑し、生前の笑瓶さんとのお馴染みの絡みを彷彿とさせる“イジり”を展開した。
その後、笑瓶さんの企画がVTRで放送され、改めて笑瓶師匠の番組への多大なる貢献に感謝の言葉を述べるダウンタウン。松本が「特に浜田さんは違う番組でも2人でやってたでしょ。つながりがだいぶ深かったんじゃないですか?」と振ると、浜田は「そうやったんですけどね」と“あっさり対応”を貫き、松本からは「泣けよ!」との一喝が。すると、浜田を泣かせたい松本は「フレンチクルーラー持ってこい!」とツッコみ、これにも浜田は笑いながら「あれは好きじゃないよ」と反論するのだった。
浜田は2月16日、20代女性との“パパ活不貞”を報じられており、相手女性は浜田にミスタードーナツの人気メニュー・フレンチクルーラーをプレゼントしたところ、泣きながら喜んでいたと証言していたという。
「バラエティ番組としての空気感を保ったまま、しんみりムードを全く出さずに笑瓶さんを送り出しました。浜田の“殺そうと思った”発言に加え、松本は『笑福亭笑瓶』の芸名について『“笑い“が2つも入ってんのに、1個も(笑いが)ないやん』とイジるなど、相手が故人とは思えないような、愛のある辛口ツッコミを連発。さらに、ほかの情報番組が一切触れない浜田の不貞報道をもイジるなど、“どんなことでも笑いに変える”魔法のような芸人魂が炸裂する放送回となりました」(テレビ誌ライター)
常に笑いの精神を忘れなかった笑瓶さんの生き様をリスペクトする、他の芸人には絶対にマネできないダウンタウン流の追悼には、笑瓶さんも天国で感謝しているのではないだろうか。