4月の番組改編でフジテレビの竹俣紅アナが競馬番組「みんなのKEIBA」の新MCに就任。4月2日の放送でさっそくGI・大阪杯の予想を的中させ、競馬ファンを驚かせている。
翌4月3日には朝の情報番組「めざまし8」にて、永島優美アナの後任として小室瑛莉子アナが新MCに就任。この人事異動により、竹俣アナと小室アナの序列が完全に逆転したと話題になっているようだ。
「2021年度のフジテレビ新人女子アナは、元女流棋士の竹俣アナが知名度や人気の面で、小室アナと小山内鈴奈アナに圧倒的な差をつけていました。新人アナの場合、大学生時代に運用していたSNSのアカウントは閉鎖されるものですが、竹俣アナは引き続いて同じアカウントを使用。入社当日からSNSアカウントを持っているという特別扱いも話題になったものです」(女子アナウォッチャー)
ところが入社3年目に入ったこの4月、女子アナにとって大きな看板と言える情報番組のMCを手に入れたのは竹俣アナではなく、小室アナのほうだった。
しかも、もう一人の同期である小山内アナは4月になっても引き続き「めざましテレビ」の月・火エンタメキャスターを務めており、“朝の顔”でなくなったのは「めざまし8」の情報キャスターを卒業した竹俣アナただ一人だったのである。
「入社当時、竹俣アナは知名度も芸能経験も断トツ。一方で小室アナは女子アナの定番である青山学院大学出身ながら、これといった特徴がなく目立たない存在だったものです。それが2年経ってみたら見事に序列が逆転したのですから、女子アナの世界も一寸先は闇ですね」(前出・女子アナウォッチャー)
小室アナにとって幸運だったのは、2年目に「もしもツアーズ」の5代目ツアーガイドに抜擢されたことだろう。同番組はそこから半年で終了しており、小室アナはいわば敗戦投手の役割を担わされたようなものだった。
それでも番組ではメインキャストのキャイ~ンによる無茶ぶりにも笑顔を絶やすことなく対処。2年目にして大物芸人を相手にきっちりと番組を進行できる実力を見せつけたのである。
「女子アナは番組の進行を仕切りつつ、決して自分が主役にならないことが重要な役割。その点、小室アナはフジテレビ女子アナらしい天真爛漫さを感じさせつつ、自らの役割をしっかりとまっとうしてくれそうです。一方で竹俣アナは気の強そうな美人顔が災いし、どうにも自己主張の強さが否めないこともあり、朝の情報番組では使いづらいのかもしれません。その意味では競馬番組は彼女にとってピッタリの居場所にも思えます」(前出・女子アナウォッチャー)
二人の活躍には及ばないものの、国立大学の理工学部出身でリケジョの小山内アナも、YouTubeで冠ゲーム番組を持つなど独自の路線で活躍。使い方次第で新しい魅力が花開く可能性を感じさせる。
果たしてフジテレビの2021年組女子アナは小室アナが先頭をひた走っていくのか、それとも竹俣アナや小山内アナの逆転もあるのか。まずは「めざまし8」と「みんなのKEIBA」での活躍に注目が集まるところだ。