人気ユーチューバーのHIKAKINがプロデュースするカップ麺の「みそきん」が、全国のセブン-イレブンにて8月10日から順次、発売を再開している。
この「みそきん」は5月9日に発売がスタートするや否や、瞬く間に完売し、幻の商品に。定価は「みそきん 濃厚味噌ラーメン」が300円、「みそきん 濃厚味噌メシ」が322円ながら、転売サイトでは1個1000円以上で売れており、HIKAKIN人気と限定品人気が合体した際の爆発力を示していた。
今回の再発売に際しては、店舗によって購入数の制限を行うといった対策を取ったものの、初回販売時と同様にあっという間に売り切れる店舗が続出。そんな大人気のなか、転売サイトではちょっと意外な現象が起きているというのである。
「8月10日に再販を開始したにも関わらず、前日の8月9日には早くも転売品がフリマアプリなどに出回り始めていたのです。なかには商品画像を使った見込み転売もあった様子で、手元に商品がないのに出品するのは明らかな規約違反。ただ一方ではちゃんと商品を確保したうえで、再販日の前日から転売していた連中もいるようですね」(週刊誌記者)
再販日より先にみそきんを手に入れていたとは、まさか期日破りの店舗があったのかと怪しむ向きもありそうなもの。
しかし実際にはさにあらず。フライング販売をしている転売ヤーたちは正当な方法で手元に商品を確保していたというのだ。
「結論から言うと、初回発売時に大量買いしたみそきんをダブつかせていた転売ヤーが、再販を機に在庫品を販売したというわけです。5月の発売時には1個1000円以上、定価の3倍超に転売価格が高騰するも、その熱は1カ月もしないうちに収まり、せいぜい500円で売れるかどうかに。これでは転売の旨味が小さいことから、再販に懸けてあえて在庫をため込んでいた転売ヤーたちが、賭けに勝った形となりました」(前出・週刊誌記者)
5月に発売された商品だと賞味期限が気になるところだが、編集部が初回販売時に入手していたみそきんでは10月18日となっており、まだ2カ月以上も残っている。どうやら8月という再販日も、転売ヤーにとっては好都合だったようだ。