女優の伊藤沙莉が主演を務める2024年度前期放送予定のNHK朝ドラ「虎に翼」。タイトルの「虎に翼」とは、中国の思想家・韓非子の言葉で、「鬼に金棒」の同意語。「ただでさえ強い力を持つ者に、さらに強い力が加わること」のたとえだ。
物語は、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となり、女性として初めての裁判所長も務めた三淵嘉子がモデルとなっている。
主人公・猪爪寅子(伊藤)のほか、寅子の父・直言役に岡部たかし、兄の直道役を上川周作、猪爪家に下宿する書生・佐田優三役を仲野太賀が務める。そして同局から7月31日、寅子の母・はる役を石田ゆり子が演じることが発表された。
石田の妹のひかりは、1992年放送の朝ドラ「ひらり」でヒロインを演じ、09年の「だんだん」、13年の「あまちゃん」にも出演したが、ゆり子は今回が初の朝ドラ出演となる。そのためか、この発表にネット上では「初出演とはかなり意外」「今まで朝ドラ未出演とは、ビックリ」「毎朝こんなステキなお母さんが観られるなんて、楽しみ」「大ファンなので、嬉しいです」など、驚きと期待の声が多数書き込まれた。
「7月31日から8月3日にかけて他に、森田望智、土居志央梨、桜井ユキ、平岩紙、ハ・ヨンス、戸塚純貴、岩田剛典、松山ケンイチ、小林薫の出演が発表されました。ヒロインの伊藤沙莉は、勢いのある若手俳優の1人。発表された出演者も演技力のある個性派ぞろいで楽しみなキャスティングだと思います」(テレビ誌ライター)
23年後期放送予定の笠置シズ子をモデルにした趣里主演「ブギウギ」に続くこの作品。視聴率が好調の「らんまん」に続いていきたいところだろう。