お笑いタレント・宮迫博之が8月21日、自身のYouTubeチャンネルを更新し、元WBA・WBC世界スーパーウェルター級王者の輪島功一氏をキレさせてしまった過去を明かしている。
この日の動画は「湯河原スナックトーク」と題し、MY FIRST STORYのボーカル・Hiro、ユーチューバー・ヒカルもゲスト出演した。途中、Hiroが2020年11月に特番で放送された「まつもtoなかい」(フジテレビ系)で、歌手・森進一と初の父子共演を果たした際の印象として「うちの父親って誰もイジったことがないから、線引きが超難しくて。“ワンチャン、キレるんじゃないかな?”っていう可能性もあった」と、トーク番組での接し方に不安があったと語る。
これに宮迫も「昔、ボクシングの輪島さんと一緒になって。可愛らしいポンコツのキャラの方で。具志堅(用高)さんとよく絡んでたし、同じ系統かと思って、同じ絡み方をしてしまって」と、天然キャラの輪島氏を軽くイジるような雰囲気で絡んだのだという。
すると、「現場はウケてたんだけど、カメラが止まる寸前に『オレ、わかんだよねぇ。オレのこと心の底からバカにしてんだろ?』って」と輪島氏からの怒りの言葉を振り返った。
宮迫は「オレ、ボクシング大好きやし、バカにするわけないやんか。でも、“ちょっとイジりすぎたなぁ(という感触)”はあったんかなぁって、(番組の)後半ほぼイジらないっていう。無茶苦茶怖いから。世界チャンピオンに“グッ”て来られたら」と、完全にビビりまくってしまったようだ。
「元世界王者による“マジギレ”事件といえば、芸人・陣内智則のケースもインパクト大ですね。21年7月放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)で明かしたんですが、陣内によると30歳の頃に元プロボクサーでタレントのガッツ石松と共演した特番の収録中、常に横から話しかけてくるガッツに『やかましいな!』と頭を叩いてしまった。すると一瞬でガッツの表情が変わり、『幻の右がバーン!』と陣内の顔面をヒット。その後もエルボーに膝蹴りとフルボッコにされ、収録が中断。ガッツも輪島氏も“天然キャラ”という共通点がありますが、マジギレのスイッチがどこにあるかがわかりづらい部分もあります。宮迫と輪島氏のエピソードには『バカにするようなことをして、“バカにするわけない”って、いじめっ子の理屈だね』などと苦言を呈する人もいました」(テレビ誌ライター)
相手はパンチの達人。バラエティでイジりを展開する場合には、細心の注意を払う必要があるだろう。
(木村慎吾)