ついにセンター経験者が卒業を発表だ。
AKB48の本田仁美が8月30日の夜に公開したYouTube動画にて、グループからの卒業を発表した。卒業時期は未定ながら、9月27日発売のシングル「アイドルなんかじゃなかったら」での活動が最後となる。
AKB48では今年に入ってから卒業者が続出しており、本田が29人目となる(発表も含む)。4月にはチーム8が活動を休止しており、卒業メンバーも多くがチーム8として加入。それこそ本田もチーム8の栃木県代表として2014年に合格していた。
「ただ本田の場合、他の卒業メンバーとは立場が大きく異なります。今年卒業したメンバーの多くは選抜経験がなく、世間的には無名のメンバーばかり。選抜経験を持つのは3月に卒業した武藤十夢(12回)と4月に卒業した岡田奈々(19回)のほか、坂口渚沙(4回)と茂木忍(2回)、そして湯本亜美(1回)の5人だけです。この中でセンター経験者は岡田のみであり、本田はセンター経験者として二人目の卒業となります」(アイドル誌ライター)
しかも岡田は熱愛報道のけじめとして卒業していたことから、純粋な意味での「センター経験者の卒業」は本田が初めてだと言える。これまでの大量卒業に関しては、チーム8解体に伴うリストラとの観測もあったが、本田が卒業を発表したことにより、誰が卒業してもおかしくない状況となったのではないだろうか。
そうなると次に卒業を発表するのは誰なのか。その疑問を巡って一部のファンからは不吉な予想が持ち上がっているようだ。
その一人は最年長でレジェンド的な存在の柏木由紀。そしてもう一人はバラエティ番組にも出演している次世代エースの千葉恵里だという。しかし32歳の柏木はともかく、まだ19歳ながらすでにセンター経験を持つ千葉の名前まであがるのはなぜなのだろうか?
「8月26日~27日に横浜アリーナで開催されたアイドル夏フェスの『@JAM EXPO 2023』にはAKB48も出演。16人の出演メンバーには総監督の向井地美音や“シアターの女神”の異名を持つ村山彩希らの名前が並ぶなか、今回卒業を発表した本田、そして柏木や千葉も出演していなかったのです」(前出・アイドル誌ライター)
@JAM EXPO 2023には現在のAKB48で中心的な役割を果たしているメンバーが出演しており、チームKの田口愛佳やチームBの浅井七海、チーム4の倉野尾成美など、各チームのキャプテンも勢ぞろいしていた(※チームAのキャプテンは向井地)。その状況で前作「どうしても君が好きだ」のセンターだった本田に加え、前々作のセンターだった千葉が不在なことに、疑問を感じるファンも少なくなかったのである。
今回の出演メンバーが「これからのAKB48を支えるメンバー」なのであれば、そこに本田がいなかったのは納得だ。だが柏木はともかく千葉もいなかったのはなぜか。19歳の次世代エースが近いうちに卒業を発表してしまうのではないかと、ファンも戦々恐々としているのではないだろうか。