世間を騒がせた記者会見から1週間が経ち、ファンクラブの会員宛てにも名称が「ファミリークラブ」に変わることが通知されるなど、ジャニーズ事務所を巡る環境も新しい段階に入ってきた感がある。
その状況にて、「昔の楽曲」問題に関してファンの間でとある期待が高まっているという。
「稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾らの『新しい地図』では当初から一貫して、SMAP時代の楽曲を歌っていません。その理由にジャニーズ事務所からの圧力をあげる向きも多く、今回の新会社設立により、その禁が解けるのではないかと期待するファンも多いのです」(芸能ライター)
タレントが所属事務所を退所する際、旧事務所が著作権を保有する楽曲の使用を数年間控えるといった契約を交わすことは珍しくない。そのため新しい地図でも契約が有効なうちは、SMAPの楽曲を歌えないというのだ。
ただ、ジャニーズ事務所から契約を引き継ぐ新会社が、その契約条件をあえて主張しないことは可能だ。またジャニーズ事務所では「新しい地図」に関する取材において、そのような契約条項は存在しないと回答していたこともある。
ともあれジャニーズ事務所が10月2日付の声明で「過去の弊社との完全な決別」を宣言していた以上、新会社が新しい地図に対して何かしらの制限をかけることはなくなったと期待するファンは多い。
「ただし新しい地図に関しては、あえてSMAP楽曲を歌わないようにしているとの見方もあります。果たして彼らがSMAP楽曲を歌わないのは契約による制限なのか、それとも何かしらの戦略なのか。いずれにせよファンとしては、かつての名曲を歌い続けてほしいとの想いがますます膨らむことでしょう」(前出・芸能ライター)
世間に広まった名曲も数多いSMAP。その人気曲たちをまた聴きたいという人は、ファンならずとも少なくないはずだ。