鈴木亮平主演の日曜劇場「下克上球児」(TBS系)の第5話が11月12日に放送された。鈴木演じる主人公の南雲が、みずからの「罪」を償うために警察に出頭。噂は小さな町で瞬く間に広がり、無免許で教師をしていたことが野球部の生徒たちの耳にも入り、大騒動になる。在宅のまま取り調べを受ける南雲は、捜査の進展と法の裁きを待つ身となる、という展開だった。
そんな南雲を熱演中の鈴木といえば、一昨年7月期に放送された主演作の日曜劇場「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)が高視聴率をマーク。今年のゴールデンウィークに公開された映画版も興収40億円を超える大ヒットを記録している。2年ぶりに日曜劇場に登場した「下剋上球児」で、まさに日曜劇場の顔の一人となった鈴木だが、同ドラマの新井順子プロデューサーと塚原あゆ子監督は、金曜ドラマ「最愛」、「MIU404」、「アンナチュラル」(いずれもTBS系)をヒットさせた名コンビ。ヒット作になることは、放送前から約束されているかのような豪華キャスト、制作陣である。しかし、いざフタを開けてみると、思わぬところに落とし穴があったと指摘する声もある。
「懸念材料としてあげられているのが、試合のシーンでたびたび見られるアニメーションの映像。『これは“彼らがなりたい一歩先の偶像”をチラ見えする形で描いてもらう。そうすることで最終回までに彼らがアニメに追いついていく。そういう効果を狙っている』と塚原監督は明かしていますが、陳腐に見えるとの声もあがっています」(芸能ライター)
はたして、このアニメーションは吉と出るか凶と出るか。結果が気になるところだ。
(窪田史朗)