11月7日、「東京ドラマアウォード2016」の授賞式が行われ、朝ドラ「あさが来た」が連続ドラマ部門のグランプリを受賞。主演女優賞にヒロインを演じた波瑠、助演男優賞にディーン・フジオカが選ばれた。テレビ局スタッフが語る。
「作品・主演女優・助演男優の三冠で、今年は『あさが来た』の年でしたね。NHK・民放各社主催のため、以前は各社が1作品は入るような配慮もありましたが、今回は主要な賞はキー局ではNHKとTBSだけでした。高い視聴率が取れない時代です。『いい作品を素直に評価しよう』という動きが高まっている気がしますね。助演男優賞は、『あさが来た』でヒロインの夫を演じた玉木宏さんも候補に挙がりましたが、最終的には勢いのあるディーンさんに決まりました」
ディーンといえば、放送中の「IQ246~華麗なる事件簿~」(TBS系)で、主演・織田裕二の執事役を演じている。撮影前は「2人が合わないのではないか」と声もあったが、それは杞憂で意気投合しているという。
「まず、初対面でディーンさんが、『最初に観たドラマが“東京ラブストーリー”です。織田さんはレジェンドです』と話したのが良かったですね。それで一気に距離が縮まりました。また、織田さんが話す演技プランに対しても堂々と反論していますよ。ふだんは立てていますが、譲れない時はトコトン言います。これが良いんです。ディーンさんは監督経験もありますから、他の俳優さんとは違った視点を持っています。激論を交わし、『おかげで良い作品ができる』と、織田さんは大喜びでした」(ドラマ関係者)
当初は「織田さん」「ディーンさん」と互いに「さん」付けで呼んでいたという2人。今では「ディーン」「若様」と呼び合い、ドラマ同様、息がピッタリだそうだ。
(長谷部葵)
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