NHK連続テレビ小説「べっぴんさん」が苦戦している。最近でこそ5話連続の視聴率20%超えを達成したものの、前2作に比べると数字面で思わしくないのが現実だ。テレビ誌のライターが指摘する。
「放送開始からの5週間で、延べ11話が20%割れに終わっているのです。前々作の『あさが来た』では全話を通して5回、前作の『とと姉ちゃんでは』ではわずか2回しか10%台がなかったのとは対照的で、ヒロインの芳根京子には相当なプレッシャーがかかっているはず。しかも最新話では、同級生役の百田夏菜子が好演技を見せており、主役を奪われかねない状況です」
人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のセンターを務める百田は、話題性ではなくオーディションで役をつかみ取っている。その百田は11月11日の放送回にて、年齢の離れた夫婦の会話シーンに挑戦。わずかな表情の変化で感情を表現する難しい場面を好演し、ファンからは「百田回」と絶賛されているのだ。そんな百田と芳根についてテレビ誌のライターが続ける。
「芳根も十分に美少女なんですが、パーッと派手な顔つきの百田と並ぶとどうしても、顔の薄さが気になってしまいますね。連続テレビ小説では波瑠、そして高畑充希と存在感のあるヒロインが続きましたが、その二人に比べると芳根の存在感が埋没しているのは明らか。しかも共演の百田よりヒロインが目立たないようでは、ドラマ全体の印象すら薄まりかねません」
ちなみに芳根が2015年に初主演を果たしたドラマ「表参道高校合唱部!」(TBS系)は、平均視聴率5.9%と惨敗していた。この調子では今後、テレビ映えする百田の出番が増えて、芳根が名ばかりのヒロインになる恐れもあるかもしれない。
(白根麻子)