1月7日放送の「千鳥の鬼レンチャン 夢のタッグモード!新春3時間SP」(フジテレビ系)で、華原朋美とマルシアとの「ガチのケンカ」や「放送事故」に見える事態が勃発した。
この日の放送では、名曲のサビだけを外すことなく10曲連続で歌い切れたら賞金獲得という「サビだけカラオケ」を展開。2人1組で対戦する設定で、華原は喜怒哀楽が激しいマルシアと「混ぜるな危険 劇薬タッグ」として大トリに登場。華原はスタジオ登場から無表情。その様子はスタジオで見ていた千鳥とかまいたちが「朋ちゃん機嫌悪ない?」と気付くほどだった。
1曲目はTRFの「BOY MEETS GIRL」を選んだが、曲名をそろって言うところですでに息が合わず、マルシアも「ちょっと今日ヤバいかもしれない」と曇った表情に。歌唱前には華原が「今もう何歳になられた?」とマルシアに質問。「こう見えても80歳」とマルシアが返答するも、華原はカメラに向かって「つまんねぇなぁ~」とぼやく始末。2人のギクシャクした空気感は解消されず、華原が「昔は結構収録の途中で帰っちゃったりとか?」と話をふると、マルシアは「過去はね。いろいろあるじゃない、お互いね」と返答。すると「私は収録の途中で帰ったことない」と華原が言い、「収録の話してないです」とマルシアが応戦。さらに華原が「緊張してるんですか? 会話が成り立ってないですもんね」と言えば、マルシアも「成り立たないでしょ、この2人は」と返し、VTRを見ていた千鳥やかまいたちは「大ゲンカやん」「メンチ切った!」とザワつくこととなった。
また、マルシアが歌唱中に左手を動かしてリズムや音程を取ることに対し、華原が「邪魔」と改善要求するも、マルシアは「しょうがない」と拒否。2曲目には篠原涼子「もっと もっと…」を選ぶも、華原が半音外して連チャン失敗。「これはもう、マルシアさんの左手なんですよ。だから言ったじゃないですか。やめてくださいって言ったじゃないですか」と華原が音を外したのはマルシアのせいだと言わんばかりに訴えると、マルシアは怒りを鎮めるように深呼吸。それを見ていた華原が「マルシアさん、はっきり言いますけど、それ全然つまんないですよ」とダメ押しのように指摘したのだ。
「あえて華原とマルシアを組ませたのは番組スタッフ側の意図のようにも見えましたが、今回のロケ直後に華原はX上で《鬼レンチャンに出演する事は本日限りでもう辞めました。私は歌手、華原朋美として前向きに頑張っていきたいと思っていまして、ずっとずっと悩んできてました》と今後の出演辞退を公言。そのことがさらに番組で紹介され『朋ちゃん、またの出演をお待ちしています スタッフ一同』とテロップが流れたんです。つまり、こうなることを番組スタッフは想像できなかったということ。千鳥やかまいたちといった芸人もVTRを見ながら困惑していましたが、視聴者は困っている芸人たちを見てさらに困ったのではないでしょうか」(女性誌記者)
これまでの放送の中で「今回がいちばん面白かった」とする声もネット上にはあがっているが、演者が出演辞退を表明する事態は異常ではないだろうか。