こたつでぼんやり~、とか、ストーブの前でまったり~とか。寒さが厳しくなってくると、なんかホッとするスイーツが恋しくなります。そんな時に「KALDI(カルディ)」で見つけたのが以下、3品の紅茶スイーツ。
まずは、「紅茶ミルクプリン」475円(写真右上)。カルディの人気スイーツにである、可愛いパンダが商品名のロゴを抱えているようなパッケージに、大きく「杏仁豆腐」と縦書きされ、それぞれの漢字の横にルビを振るように、「杏」の横に小さく「ぷるぷる」、同様に「仁」に「とろりん」、「豆」に「なめらか」、「腐」に「あんにん」とある「パンダあんにん豆腐」から派生したシリーズの一つです。「マンゴープリン」とか「チョコプリン」とか、パンダが“持ち物=商品名”を変え、色を変え登場しているシリーズの紅茶バージョンで、季節限定。
食べてみると、確かにミルクティーです。プルンプルンのミルクティーなんですが、これ、プリン? という疑問が。カラメルがないし、卵感ないし(そもそも入ってないし)、正直プリンというよりババロア。なので“どこがプリンや!”というツッコミを内心入れつつ、でもおいしいと思っちゃう。プリンらしさを追求するなら、一度溶かして、カラメルの上に入れ直すといいのかも? でもこれだけで十分ぷるぷるおいしいので許す。
そして、さすが明治屋、と思ったのが「ダージリンティーマシュマロ」194円(写真左上)。ダージリンティーをマシュマロに練り込んだもので、口に入れた途端、ダージリンティー特有の香りがふわっと広がってきます。甘さも程よく控えめで、品のあるマシュマロといった感じ。なので、トーストの上に乗っけてスモアトーストにするのも良さそう。〇〇入りマシュマロ、の中で確実に上位に来る、癒やしのおいしさです。
そして、おいしいけれど惜しい! というか、なぜそうしたっ? と思ったのが「TEA CAKE」426円。生地の中にある黒い粒々はおそらく茶葉を砕いたもの。パッケージの後ろにも「スリランカ産のアールグレイを使用し、ベルガモットの落ち着きのある香りが特徴です」と書かれています。
なので、ちょっとあっためてから食べると、アールグレーらしい香りが漂うのはすっごくいいのですが、実は底中央部分に「あん」が入ってる! パッケージの説明には「中にはミルクティークリームを入れました」と書かれているのですが、なんか甘ったるい白あんみたいな味と口当たり。これが邪魔というかよけいなというか…。これがなくてもほどよい甘さでおいしいのに、なんで入れちゃったの? 甘さが強くなりすぎてどうなの? という状態です。ぜ~ったいあん、いや、ミルクティークリームなしのほうがおいしい。スポンジ自体はとってもいいのに、サービス過剰でなんか惜しい、裏目に出た~、みたいな味わいでした。
とはいえ、どれも紅茶ならではの香りや優しさを感じる紅茶スイーツ3種。おやつタイムはもちろんですが、試験・資格勉強の間の糖分チャージとか、ちょっと口寂しい時とかに食べるのは良さそう。個人的には、ホットミルクと合わせるのがおすすめです!
(ロドリゴいしざわ)