ビートたけしが1月21日、自身の冠番組「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日系)に出演。現在、性的行為強要疑惑の渦中にあり、裁判に注力するために活動を休止中のダウンタウン・松本人志について“ダメ出し”した。
この日、番組では松本とともに飲み会に参加し、“アテンド役”と「週刊文春」に報じられたたむらけんじが1月10日にアメリカ在住のたむらがレギュラーを務める現地のラジオ番組で「飲み会があったことは事実」と語ったことや参加した女性たちにタクシー代として3000円を渡したという発言を紹介。
これを受けて、たけしは「セコいよ! 3000円とか2000円とか、ふざけんなよな」「素人の人をそんなに呼んで、飲んだ。交通費2000円とか3000円とかって、それがセコいよ」と一刀両断。さらに「それで(報道を)やられたら、記者会見をすぐやるべきだよ。『そういうことしました』って言えばいいんだよ、お笑いなんだから」と提言していた。
ネット上でも「記事が事実かどうかはわかりませんが、とりあえず記者会見はしたほうがいいかなと。謝罪とかでは無く認識の違いならそう言えばいいし」「もう問題は本人だけでなく、後輩芸人にも飛び火している状態。そういった意味でも、例えクロでもシロでも、ちゃんと説明して、せめて後輩だけでも守る責任はあると思う」「こんなに説得力のある人はいないと思いました。襲撃事件、バイク事故、大きな記者会見を逃げずに正面からやった『男』です」など、たけしの意見に賛同する声が相次いでいる。
「たけしは1986年、不倫関係にあった女性が『FRIDAY』の記者から直撃取材をされる中でケガを負ってしまったことに激怒し、たけし軍団の一部メンバー11人と編集部を襲撃。その結果、逮捕されるという大騒動になりました。釈放後、たけしは記者会見を開いて『手段として暴力を使ったり、たけし軍団というのを一緒に連れて行ったことに関しては、非常に反省しております』『芸能人だから、仕事をくれれば行く。テレビ局がいらないといえば、いかないだけ』などと堂々と申し開きをしたため、一部では『史上最強の記者会見』とも言われています。お笑い芸人の劇団ひとりも、この記者会見について『一世一代の大勝負。たけしさんの会見、何回見ても格好いい。1回はやっておきたい』と公言しているほど。しかし、松本は『週刊文春』側をすでに提訴していますから、訴訟に決着がつくまで記者会見はやらないんじゃないでしょうか」(芸能記者)
今の心境などを、相方の浜田雅功を通じて発信することはあるかもしれないが…。
(柏原廉)