マウントを取ったつもりが、嫉妬心がダダ漏れしていたのかもしれない。
2月6日放送の「踊る!さんま御殿!!」(日本テレビ系)では「受験勝ち抜いた芸能人SP」と題して、難関大学の出身者が勢ぞろい。そのなかに現役大学生である池田レイラの姿もあった。
お笑いコンビ「完熟フレッシュ」にて小学生でデビューしたレイラ。2022年12月には実父で相方でもある池田57CRAZYが、インスタグラムにて「家のレイラちゃん大学に合格しました~ 良くあのスーパー狭き門を合格したね!」と報告しており、昨年4月からは大学生となっていた。だがどこの大学に通っているかはしばらく非公表だったのである。
「今年1月放送の『ネプリーグ』(フジテレビ系)にてレイラは、日本大学芸術学部(日芸)に通っていることを初公開。その時も話題になりましたが、今回はデーモン小暮閣下が早稲田大学卒業時のエピソードを披露したことで番組自体に注目が集まったこともあり、レイラの在籍大学もあらためて話題を集める形となりました」(芸能ライター)
日芸は多数の芸能人や業界関係者を輩出している名門校で、最近だと「YOASOBI」の幾多りらや「水曜日のカンパネラ」の詩羽、ミュージシャンのVaundyらが卒業。1月には日向坂46の金村美玖が写真学科に在籍していると公表したことも話題になったばかりだ。
レイラは学科名までは公表していないが、ファンのあいだでは映画学科か放送学科、もしくは演劇学科ではないかと推測する声も多い。完熟フレッシュの結成前には子役だったこともあり、卒業後には大学で学んだことを活かした活動が期待されるところだ。
ところが「さんま御殿」の放送後、日芸で学ぶレイラに対していわれのない誹謗中傷が寄せられているという。それはどうやら、今回の番組タイトルである「受験勝ち抜いた芸能人SP」が原因だというのだが…。
「いわゆる学歴厨たちから《日芸なんて誰でも入れる》《どうせ低偏差値w》といったいわれのない批判が寄せられているのです。しかし日芸を含む芸術系の大学がどんな所かを知る人たちからは、そういう誹謗中傷こそ的外れとの呆れ声もあがっていますね」(前出・芸能ライター)
学歴厨たちは、大学を偏差値でしか見ていないもの。学歴ピラミッドを基にした偏見は異常なほどで、今回出演していたヒャダインの出身校である京都大学に対しても「東大から見ればただの地方大学」と、的外れにもほどがある批判が飛び出たりするものだ。
そういった学歴厨たちがどんな大学に通っていたのかはともかく、そんな連中のほとんどはレイラの通っている日芸には受からないという。それは芸術系大学ならではの受験システムに理由がある。
「芸術系大学では入試に実技を取り入れており、映画学科なら『次の内容をしぐさのみで表現してください』という課題を設定。演劇学科ではいわゆるエチュードを課されます。これらの課題に日本中から芸術系を目指す受験生たちが取り組むのですから、ただの学歴厨が受かるはずもありません」(大学受験に詳しいライター)
一方で日芸では、学力テストだけで合格できる枠も用意。これなら学歴厨でも突破できるのではないだろうか。だが現実はそんなに甘くないという。
「日芸でペーパーテストのみの受験方式は、日大の全学部を共通して受験できる『N全学統一方式』になります。演劇学科では外国語の一科目のみ、映画学科や放送学科だと二科目のみで、一見簡単そうに思えますが、問題はその募集人数。最も多い放送学科でさえ10人に過ぎず、映画学科では8人、演劇学科では3人のみという、文字通りの狭き門となっているのです」(前出・大学受験に詳しいライター)
日芸におけるN全学統一方式は「芸術系大学に行きたいけど実技経験のない人にとっての最後の砦」と認識されているという。倍率は10倍以上が当たり前で補欠合格はなし、しかも確実に受かるためには満点が必要と言われるほどだ。
そういう現実を知らない学歴厨が「日芸なんて偏差値55w」と、浮世離れした批判を書き連ねているのだろう。レイラは推薦合格のようだが、そもそも一般の高校には推薦枠すらなく、芸術系のコースを持つ高校からしか入れないもの。さらに高校のなかでも推薦枠を巡っての熾烈な争いが繰り広げられる。そんな狭き門を突破したレイラには、素直に賞賛の拍手を贈りたいところではないだろうか。