4月期に放送予定だったムロツヨシ主演ドラマ「たーたん」(日本テレビ系)が制作中止になり話題になっている。
このドラマは小学館「ビッグコミックオリジナル」に連載中の西炯子(にしけいこ)氏による漫画「たーたん」が原作。女性経験のない冴えない主人公・上田敦43歳が、殺人を犯した友人から女の子の赤ちゃん・鈴を託され育てることになる、ちょっぴりヒリヒリする義父と娘のホームコメディだ。
制作中止となったのは、昨年10月期放送の芦原妃名子さんの漫画原作ドラマ「セクシー田中さん」(日本テレビ系)と同じチーフプロデューサーが手がけること、またも「小学館の漫画原作による日テレドラマ」であることからネット上に異論が続出した経緯があったからのようだ。さらに「文春オンライン」によると、原作漫画では主人公の娘・鈴の母と名乗る「売れない女優」が登場するも鈴の母ではないことがわかり、歩道橋から身を投じて自殺しようとするシーンがあるのだが、ドラマ脚本ではこの女性が「漫画家」の設定に変更されていたそうだ。脚本は芦原さんが亡くなる前に書き終えられていたというが、芦原さんの事件とリンクすることから監督が慌てて原作通りに書き直したというのだ。
「ネット上には『制作中止が正解』『議論の余地もない。中止一択』といった声が多数あがっています。さらにドラマの内容も血縁関係のない50歳過ぎの男性と女子中学生の生活がメインになるため、原作ファンからは『見せ方によっては炎上すると思う』『義父が娘のアンダーウエアを見てけしからんと思うとか、制服のスカートの丈が短くて見えそうだと指摘するとか、炎上しそうなシーンがたくさんあるから心配』などと懸念されていましたからね」(女性誌記者)
はたして、今からの突貫工事で春ドラマは間に合うのだろうか。