超売れっ子のお笑いコンビ・千鳥の2人(大悟、ノブ)が才能を絶賛し、嫉妬するとまで言わしめた芸人に世間からも「納得」の反応が寄せられている。3月5日に放送された「相席食堂」(ABCテレビ)での一幕である。
番組では、真逆の立ち位置にいるタレント同士をそれぞれ異なる地域で旅ロケをさせる企画「天使と悪魔相席」を放送。“悪魔側”の出演者としてお笑いトリオ・安田大サーカスのクロちゃんが登場し、冒頭から「クロちゃんです!ワワワワ~。来たしんよ~来たしんよ~! キュンからのバッキュ~ン! お祭り気分!」と、お馴染みのクロちゃんワールドが全開に。
これに番組MCのノブが「正真正銘の悪魔です」とイジると、大悟も「悪魔なんかおらんよ、と思ってたら、悪魔でした。来たしんよー」と同調。ただ、大悟は「すっごいからね、クロちゃんって。実は1番面白いからな」と芸人としての実力は高く評価しているようで、「本当は能力をみんなにバレないようにしてるだけで、ボケもツッコミも実は1番スゴい」と褒めちぎる。
各種バラエティ番組では“クズキャラ”や“キモキャラ”にスポットを当てられることが多いクロちゃん。だが、ノブは「キモ野郎みたいにはオレらは見れんもんな。もうカリスマ男。あの頭の回転の速さ」と指摘。大悟も改めて「能力に嫉妬する」と熱弁したのだった。
「確かに大悟は2月27日に放送された『火曜は全力!華大さんと千鳥くん』(フジテレビ系)でもゲスト出演したクロちゃんのツッコミのレパートリーやレスポンスの速さを『スゲーな!』と絶賛しており、“キモさ”よりも面白さに感銘を受けていました。また、ほぼドッキリターゲット要員と化している『水曜日のダウンタウン』(TBS系)では、自宅に監視カメラを設置されるという異例の扱いを受けても、毎度のように視聴者が求めるクロちゃん像を演じ切る完璧なパフォーマンスを披露。そんなクロちゃんのプロフェッショナルぶりには、視聴者からも『人を惹きつけるキモさがある気がする。もしかして本当に天才なのかな』『計算してるのか、天然の天才なのか、テレビ番組の枠から絶対に外れず、それでいてキャラを維持できて出演し続けるのは相当スゴい』『ワードがポンポンと出てくるスピードが凄くて、本当に頭良いんだろうなと』などとネット上で、讃える納得の反応が大半で、今や芸人仲間だけでなく、世間からの評価も上昇しているようです」(テレビ誌ライター)
クロちゃんからすると、バラエティでのイジりやすさを優先し、あえてカリスマ性を抑えているという戦略なのかも…。
(木村慎吾)