ジュニアファン号泣のオーディションになるかもしれない。Sexy Zoneが新たなグループ名「timelesz」への改名と同時に発表した新メンバー募集。旧ジャニーズ事務所改め「STARTO ENTERTAINMENT」で史上初の試みとして、ファンの間で大きな波紋を呼んでいるようだ。アイドルウォッチャーが解説する。
「従来のグループは欠員メンバーが出ようが追加で人員を補充することはありませんでした。ましてや応募資格が“18歳~30歳までで芸能事務所に所属していない男性”だとして、一般公募することさえも前代未聞。オーディション番組として選考過程をドキュメンタリーとして発信する構想まであるといいます。一応、ジュニアにも参加資格はありますが、『ジュニアの立場がない』や『一般公募にモヤモヤする』など新しい試みに対してファンはハレーションを隠せずにいます」
何人メンバーが脱退しようが残されたオリジナルメンバーでグループの屋号を守る―かつてのSMAPがそうだったように、TOKIO、NEWS、SUPER EIGHT、KAT-TUN、Hey! Say! JUMPが人気メンバーの脱退を乗り越えてグループを存続させてきた。そんな先輩グループの前例こそが美徳とされてきただけに、ファンが戸惑うのも無理はないだろう。
しかしながら、真の悲劇は「一般公募」のほうではない。前出のアイドルウォッチャーが苦虫をかみつぶしたような表情で明かす。
「ジュニア内グループの解体が危惧されているんです。5月に関西ジュニアからAぇ!groupがCDデビューを予定していますが、ジュニア内にはデビューの順番待ちを余儀なくされているグループが複数あります。その先頭にいるHiHi Jetsや美 少年はともかく、7MEN侍、少年忍者、Lilかんさいは何年後にデビューできるのか、まったく不透明。グループ活動に見切りをつけtimeleszのオーディションに挑戦するメンバーが続出しても不思議ではありません。07年にHey! Say! JUMPが結成された時にも、当時ジュニア内で人気を博していたYa-Ya-yahとJ.J.Expressからメンバーを選抜したことが一部のファンから批判されました。両グループは解体され、残されたメンバーのほとんどが後に事務所を去ることになりましたからね。人気の“高齢ジュニア”を応援しているファンはヤキモキしているはずですよ」
念願のデビューのために苦渋の決断を迫られるジュニアたち―。“残酷なドキュメンタリー映像”をファンは受け入れられるのだろうか…。