旧ジャニーズの解体を経て、関ジャニ∞から「SUPER EIGHT」へと生まれ変わった村上信五が4月20日放送の「モモコのOH!ソレ!み~よ!」(関西テレビ)に出演し、共演者から会社への愚痴をぶつけられる場面があった。
お笑いコンビ・ハイヒールのモモコや、西川きよしの妻・西川ヘレンらがレギュラーを務める同番組。村上は放送初期の2003年10月から13年4月まで出演し「僕はモモコさんとヘレンさんに育てていただいた」と感謝するほどの思い入れがあるが、放送1000回を記念して11年ぶりにスタジオに駆け付けると、まずは後輩へのクレームを浴びることに。
モモコは、村上が13年に番組を卒業後、後釜としてレギュラーを任された旧ジャニーズ所属で、4月23日に、「ジャニーズWEST」としてCDデビューしてから10周年を迎えるWEST.のメンバー・重岡大毅について、スタジオにあるどのカメラに目線を向ければいいのかすらわかっていない“ド素人”だったと懐古。当時はまだ関西ジャニーズJr.だった重岡だが、モモコは「“村上君の代わりに何を連れてきてんねん!”って。あの時は会社が大きかったから、よう文句言わんかったけど」と旧ジャニーズへの不満を口にした。
これに村上は「大丈夫。今、会社なくなりましたから」と自虐で対応。モモコから「今は言うてええ?」と聞かれると「何でも言うてください」と笑いながら返している。
「旧ジャニーズでは、創業者のジャニー喜多川氏や、その姉で実質的トップにいたメリー喜多川氏(いずれも故人)、そして前社長でメリー氏の娘・藤島ジュリー景子氏らが圧倒的な力を持ってきたとされています。その強力な存在感については芸歴46年の大御所・上沼恵美子ですら『歯向かうことはできないのよ。逆らえない。仕事なくなるもん』と明かしたほど。今回、モモコは旧ジャニーズから連れてこられた重岡のレギュラー抜擢を『会社が大きかったから文句を言えなかった』と冗談まじりに語っていますが、どこか生々しいコメントにも聞こえ、旧ジャニーズと共演する側の隠し切れない本音のようにも伝わります。また、“今は文句を言ってもいい?”との発言からも、これまでは何かと言いたいことをガマンせざるをえなかったきたことをほのめかすもので、旧ジャニーズの存在の大きさが改めて窺い知れるやり取りだったといえるでしょう」(テレビ誌ライター)
逆に言うと、村上を始めとした旧ジャニーズ所属タレントは、今こそ、キャリアは自分自身の実力で切り開いていく必要があるといえるだろう。
(木村慎吾)