2024年冬、スペシャルドラマ放送が予定されている「グランメゾン東京」(TBS系)は、元SMAP・木村拓哉が主演を務めた2019年10月期の日曜劇場。同ドラマの役作りに際し、参考とするアメリカ映画があったことを、自身のYouTubeチャンネル「木村拓哉」で木村が明かすと、ゲストで招かれた俳優・斎藤工が、「映画版、上田晋也なの?」との視聴者の声を集めるほどのウンチクを披露した。ネットライターが解説する。
「5月13日に公開された動画なんですが、木村と斎藤がお気に入りの映画ベスト5を発表する内容で、斎藤の5位は『ビューティー・インサイド』(15年)。毎日目覚めるたびに性別、年齢、国籍も異なる別人の如く外見が変わるようになってしまった主人公の恋を描いた韓国映画です。ただし人格は1つなので、『大勢の役者さんが一人を演じているんですね』と斎藤が説明すると、木村も『すごいね、それ』と感心していました」
その木村が5位に挙げたのは、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」(14年)。一流レストランの元総料理長のアメリカ横断を描いたハートフルなアメリカ映画で、「味って伝えることがないので、観てくれてる人たちに、うまそ~って思ってもらえるかって研究させてもらった映画ですね」と解説した。
「すると間髪入れずに斎藤が、『さすが、お目が高い!』。何でも、斎藤によれば、監督のジョン・ファヴローは『アイアンマン』、『アイアンマン2』の監督も務め、ヒット作を生み出した。ただ、それゆえの苦悩があり、本当に自分が作りたい映画を制作しようとし、その結果が、作りたいものを料理するシェフを描いた映画だったことから相通じるものがあるとのことでした。しかも、アイアンマン役のロバート・ダウニーJrも出演しているそうですが、斎藤は『ノーギャラで出てるんですよね』とのウンチクを披露していました」(前出・ネットライター)
これはさすがに木村も知らなかったようで「すごいね。オレ、(何の映画かを)持ってくるだけでいいじゃん…」と、驚きの表情を浮かべたのだった。
「それもそのはず、斎藤はもともと映画の制作側がやりたかった俳優で、高橋一生主演の『blank13』(18年)、吉岡里帆主演の『ゾッキ』(21年)など、みずからが監督を務めた作品も多いんです。WOWWOWで放送される映画関連の番組で長らく映画評論家を務め、映画雑誌『映画秘宝』でコラムも連載していますから、知識が豊富なのは当然でしょう」(映画誌ライター)
木村が、「何屋さんなの?」と呆気に取られた斎藤のウンチクが披露されたこの日の動画には、タイトルに「前編」とついている。「後編」にも期待が高まる。
(所ひで/YouTubeライター)