女優・遠野なぎこには、デマ情報に苦しめられた歌手で俳優・星野源と妻・新垣結衣のラジオ生共演による疑惑否定の動きは「すごく安っぽい」という印象のようだ。ストレートな思いを口にしたのは、水曜レギュラーとして出演した「バラいろダンディ」(TOKYO MX)の5月29日放送回。
星野は、告発系インフルエンサーによるXでのデマ投稿で、自身に不倫疑惑をかけられ、夫婦仲の危機にあるとの情報が拡散された。しかし、星野と所属事務所、そして新垣はそれぞれのSNSや公式サイトから、それらを事実無根だと否定。そして、29日に放送された星野の冠ラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)では、新垣が異例の電話出演を果たし、改めてネット上で拡散された情報について「事実は一つもありません」と主張していた。これまでベールに包まれた印象が強く、星野と新垣の直接のやり取りをファンに届ける機会は極めてマレだったことから、「神回!」と絶賛されたが、遠野は首を傾げ、「私はこういう生出演はしないほうがよかったのかなと思います」と異議を唱えた。その理由として、「個人的に今回の疑惑は知らなかったんですけど、逆にこういう生出演をすることで、大ニュースになってしまったように感じますし、すごく安っぽく感じてしまう。よく事務所が許したなと思いました」と、夫婦での疑惑否定がさらなる情報拡散につながったと分析したのだ。
そんな遠野は過去に新垣との共演経験があり、その印象を「スタッフの人にも愛される、すごく優しい人」としつつ、釈明や反論は事務所の声明文で十分だったと指摘。「だから安っぽいことをしなくてもよかったのかなと。あと、まだまだ新婚さんなんだな、お若いんだな、お二人とも、と捉えてしまいました」と、結婚3年目となる夫婦に言及している。
「新垣は、わざわざ星野のラジオに“お邪魔した理由”として、みずからの発信媒体やフリートークを披露する場がほとんどなかったことを挙げています。また、夫が誹謗中傷に苦しむ姿を隣で見ているのがツラく、同じような被害が2度と誰の身にも起きてほしくないとの想いから、緊急での電話出演を決意したと説明。遠野自身もたび重なるスピード離婚と破局を繰り返し、ネットでの中傷に悩まされていることを明かしたことがありますから、誰よりもその重みや悔しさに共感の想いを述べてほしかったところです。また、2人の夫婦共演がさらにニュースを広めてしまったとも指摘していますが、発端となったインフルエンサーのデマポストは1億5000万回ものインプレッションを叩き出しており、夫婦として大きなアクションを起こす必要があったのは明白。実際、2人の貴重な絡みを聞いたネット民からは『やっぱり声の効果ってスゴい』『この会話を聞けば夫婦が不仲なんて絶対にないって確信できる』との反応が上がっていました」(テレビ誌ライター)
遠野には安っぽく映ったにせよ、当事者にとっては看過できない大きな騒動だったということだろう。
(木村慎吾)