6月20日、日本テレビが今年の「24時間テレビ」について発表。大胆なテーマ変更に驚きの声が上がっている。
8月31日、9月1日に放送される同番組のテーマは「愛は地球を救うのか?」。1978年の第一回から続けてきた「愛は地球を救う」にあえて疑問符を付ける形だ。
テーマ変更の背景には番組コンセプトの根幹を揺るがす不祥事があった。
「昨年11月、系列局の日本海テレビの社員による『24時間テレビ』の売上の着服が判明。1000万円を超える着服金の中に寄付金も200万円以上含まれていたことから、世間から猛批判を受ける事態となっていました。局内では『今年の放送は見送ったほうがいいのでは』との声も少なからず出ていたんです」(日本テレビ関係者)
同日、着服問題について同局の水卜麻美アナが「ZIP!」と「DayDay.」で謝罪。「みなさまからの信頼を裏切ってしまう行為」として「信頼を取り戻せるよう、必死に考えて伝えて参りたい」と頭を下げたものだった。
では、今年の「24時間テレビ」はどのような内容になるのか。前出の日テレ関係者は「チャレンジ企画など基本的な路線は変わらないはず」としつつも「過去の活動の検証コーナーに時間を割くのではないか」と語る。
さらにテーマ変更により急浮上した出演者が―。
「番組の意義を再び示すという意味で、第1回放送で総合司会を務めた萩本欽一の“復帰”が有力視されています。83歳と高齢のため、フルで出演するのは難しいかもしれませんが、番組全体で大きな役割を担ってくれるのではないでしょうか」(前出・日テレ関係者)
まさかの「テーマ変更」の成否ははたして…。
(塚原真弓)