12月22日放送の「あさイチ」(NHK)に黒柳徹子が登場。次々と話を繰り出し、MCの井ノ原快彦や有働由美子アナも圧倒するほどのトークを繰り広げた。ところが後半、有働アナがこれからのテレビについてコメントを求めたところ、なごやかな雰囲気は一変。テレビに対する熱い思いを論じ始めたのだ。
「今は視聴率ばかり気にするけれど、自分は自分が面白いと思うものは皆も面白いだろうと信じてやってきた。『徹子の部屋』(テレビ朝日系)も、ただ座って話しているだけで、場面が変わらなくても作っている人たちが面白いと思い、そこに作り手の思いがあれば伝わると思う‥‥と、語ったんです。さらに、スポンサーもテレビ局もすぐに打ち切ったりせず、長い目で見てほしい、と。テレビが“オワコン”と揶揄される今を批判気味に正論でコメントできるのも、黒柳さんだからこそですね。有働アナも『自分が面白いと思っても視聴率が悪いと、ごめんなさいって思うんですよね』とコメントしていましたが、NHKも視聴率を気にする時代であることを象徴していましたね」(女性誌記者)
重鎮・黒柳の声をテレビ各局がしっかりと受け止めてくれればよいのだが。
(伊藤その子)