2017年でデビュー20年になるKinKi Kids。直の師匠にあたるSMAPの解散によって、堂本光一、堂本剛にかかる精神的負荷は計り知れないが、彼らもさまざまな記録を持っている。音楽情報マガジンの編集長が言う。
「もっとも有名なところではギネス記録でしょうね。1997年のデビュー曲『硝子の少年』から、今年11月の最新ナンバー『道は手ずから夢の花』までのシングル全37曲、すべてがオリコンのヒットチャートランキングで初登場1位に輝いています。ギネス認定された自己記録を、今なお更新中です」
ヒットチャート1位に加えて、ミリオンヒットを連発していることにも驚かされる。デビュー曲はKinKi史上最多の累計179.2万枚を出荷。デビューイヤーの11月にリリースした2ndシングル「愛されるより愛したい」も、驚異の164.9万枚を売り上げている。1998年の「全部だきしめて/青の時代」、1999年の「フラワー」も100万枚超えを果たしているのだ。
さらにライブシーンでも偉大な記録を持っている。
「2016年12月の東京ドーム公演で、同場所史上最多となる19年連続を樹立しました。さらに、2016年12月23日の公演で、単独アーティスト最多となる54公演を終えています」。
SMAPはミリオン、ダブルミリオン(200万枚)、トリプルミリオン(300万枚)まで上りつめたが、東京ドームを19年連続で埋めることは、さすがに成し得なかった。KinKiはSMAPを超え、アイドルのスケールをも超えた、トップミュージシャンであることを証明したのだ。
(北村ともこ)