9月27日に最終回を迎えたNHK朝ドラ「虎に翼」で、後半は苦虫を噛み潰したような表情が多かった桂場等一郎を好演した松山ケンイチの「粋な計らい」に注目が集まっている。
松山は9月29日に自身が開設している「X」のアカウントに〈出演はしていたけども、思う所があり、観ていませんでした。最終回が終わった事もあり、沙莉ちゃんに見てくださいと言われていたのでここに見た証として感想を乗っけながら最終回まで見ます。朝ドラ一気見何日かかるのか。行ってきます。〉と投稿。そこから「虎に翼」を1話視聴するたびに端的で歯切れのいい感想を丁寧に投稿しているのだ。
松山による細かい部分までよく見ている面白い感想と、たまに綴られる「※中断します」「再開します」の言葉によって、松山の私的な部分が垣間見えるようで、これまでより近くに松山を感じることができて贅沢な気分になると、ネット上ではとても喜ばれている。
しかし一方では、「虎に翼」の再放送が今あれば、ドラマの登場人物である桂場と一緒にドラマを復習できるのに、録画しておけば良かったと悔やむ声もあがっている。
はたして松山の言う「思う所」とは何だったのか。主演の伊藤沙莉から「見てください」と言われなかったら視聴しなかったのか。1日に1週間分の5話をイッキ見できたとしても26日かかるから、そのうちわかったらいいな。
(森山いま)