フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」の週末版「めざましどようび」で繰り広げられた、メインキャスター3人による新人イジりが「完全にイジメ」「不快」とSNS上で炎上している。
問題となっているのはYouTube公式チャンネル「めざましmedia」で公開された、新人アナ・上垣皓太朗アナのお天気キャスターデビューの舞台裏を紹介した動画。7月12日に更新されたものだが、あるユーザーがXに投稿したことで、この動画がSNS上で拡散したのだ。
上垣アナは今春フジヘ入社したばかりだが、落ち着いた容姿やたたずまいが特徴で、たびたび“23歳には見えない”と話題になっていた。動画にはそんな上垣アナを、キャスターの西山喜久恵アナ、生田竜聖アナ、フリーアナ・阿部華也子の先輩3人が楽しそうにイジる様子が収められていた。
天気予報の中継直前、CM中にスタンバイする上垣アナが「FNS27時間テレビ」Tシャツを着ていたことに対し、まずは西山アナが「あ、着替えてる。ちゃっかり。スゴい似合わないねぇ、Tシャツが。着られてる。アッハッハ」とコメント。
盛り上がるスタジオの様子に、上垣アナが中継先から「もしかして、僕の話ですか?」と確認すると、スタジオは大笑い。上垣アナが「個人的にはすごく似合ってると思っていました」と話すと、西山アナは手を叩きながら「いいよ、その調子、その調子」と爆笑していた。
ここから他のMC2人も含めた“見た目イジり”が始まり、阿部が「甚平とか似合いそう」と感想を述べると、上垣アナは「確かに、作務衣とか一時期、着ようと思った時期あります」と返答。
生田アナが「23歳なんだよね?」と尋ねると、阿部も「違うんじゃないですか(笑)」と同意。上垣アナが「2001年生まれ」と明かすと、MC陣全員が驚きのリアクション。生田アナが「2001年? 絶対嘘つきだよ」と突っ込めば、阿部も「信じられなーい」と笑って盛り上がるのだった。
「上垣アナの佇まいについては、入社直後に出演したバラエティで、明石家さんまから『ベテラン』『入社15年目やろ』などとイジられていたことから、MCの3人も“お約束”のやり取りとして、今回のようなかけ合いを見せたのでしょう。ただし、見た目をイジる流れとあって、世間からは『イジメにしか見えないんですが』『なぜこれをフジが面白がって公開してるの』『すごく不愉快』といった批判が続出。その後、当該動画は『著作権者からの申し立てにより無効になりました』と閲覧不可になりました。この対応についても『イジメの隠蔽みたい』『さらに燃えそう』などと苦言が集まっています」(テレビ誌ライター)
さんまのイジリトークとは違い、先輩社員が新人をイジる姿は生々しく、イメージは良くなかったようだ。新人離れした風格で人気が出た上垣アナのチャームポイントも、今後“言及禁止”となるかも?
(木村慎吾)