水谷豊が主演を務め、寺脇康文とタッグを組んでいる「相棒 season23」(テレビ朝日系)の第4話が11月6日に放送され、世帯平均視聴率は10.4%と2ケタ台をキープしている。
廃墟ビルで2人の遺体が発見された。1人はビルの管理を委託されていた高齢男性。もう1人は、複数の前科がある加納(山口馬木也)という中年男性。死因は絞殺で、その背中には、小さく青白く光るキノコが生えていた。
そのキノコは「ペスタロチオプシス・トニトルス」という新種で、プラスチックを分解して土に還元する能力が世界から注目されていた。その反面、プラスチックと反応した際に極めて高い毒性の胞子を出すという性質もあり、もしもこのキノコを入手すれば、ビッグビジネスになる可能性と化学兵器製造の危険性があった。
この日は、ストーリーの面白さもさることながら、話題になったのは、キノコの長~い名前。捜査上の説明で、何度もこの名前を口にする杉下右京(水谷)に「早口言葉みたいなキノコの名前をずっと言ってる右京さん凄い!」「言い間違えを期待して『ピスタチオ』を連呼する亀ちゃん(寺脇)かわいい」など、ウケたようだ。
「内村刑事部長(片桐竜次)や中園参事官(小野了)、捜査第1課の伊丹憲一(川原和久)らはキノコの名前は口にせず『早口言葉みたいなキノコ』としか言いませんでした。そこを割って真顔の杉下が『ペスタロチオプシス・トニトルス』と言い換えるのも面白かった。視聴者からも『薫ちゃん戻ってからの相棒は面白い。最近の右京さんはコミカル』と好評でした」(テレビ誌ライター)
次回は、多くの視聴者が好きな幽霊モノ。どんなホラーが飛び出すか楽しみだ。