最近の子どもは、幼いうちからスマートフォンやゲーム機、パソコンなどに親しみ、ディスプレイを眺める時間が増えました。親として不安になるのが、視力の低下や運動不足、姿勢の悪化などではないでしょうか。とくに、姿勢では猫背やスマホ首などが問題になっており、幼少期や学童期に悪い姿勢が定着してしまうと骨格のゆがみなど成長にも影響してしまうといわれます。
そんな中、親として子どもにしてあげられることは、成長した子どもが美しく健康的でいられるようにサポートしてあげること。そこで今回は、子どもの勉強や机に向かうときの姿勢をサポートするアイテムを3つ紹介していきましょう。
■小中高と使える!現代の子ども向けチェア&デスク
オフィス家具メーカーである「オカムラ」は、子ども向けのチェアとデスクのセットを発表。それが、人間工学に基づいて開発された子どもの学習時の姿勢をサポートする「mirumio(ミルミオ)」です。
その特徴は、小学生から中学生、高校生と子どもの成長に合わせて手軽にデスクの高さやチェアの調節ができるところ。また、子どもっぽさを排除したデザインで、将来的に長く使い続けられることが配慮されています。もちろん、大人になっても使えますよ。
チェアは姿勢をサポートしてくれる仕様になっています。チェアの座面中心に深く腰掛けられるように、背もたれを湾曲(わんきょく)させることで、チェアが身体全体を包み込んで左右にふらつきにくくしているそう。足を乗せるフットステップや腰周りを支えるアジャストクッションが付属したジュニアタイプも用意されています。
一般的には小学生になったら購入を考える子どものデスクですが、数年間しか使わないことも多いもの。その点、ミルミオであれば姿勢も安心、長期間使えるのでコスパがよいといえるかもしれませんね。
■可愛い動物のぬいぐるみが姿勢をサポート!
デスクとお腹の間にはさんで使うアイテムです。ドリームズの「ふんばるず」は、デスクに向かうときにお腹のところにはさむことで、猫背を予防してくれるというもの。ウサギやクマ、オランウータン、ナマケモノの動物たちのモチーフで、愛着がわきそうです。
子どもに“姿勢矯正”というイメージを与えると嫌がりそうな気配がある場合にぴったりです。もちろん、大人も使えてインテリアにもなるので、一家に1つは準備しておくとよさそう。
■幼少期の子どものことを考えたクッション
「ピントキッズ」は、幼少期の子どもの姿勢を考えた座椅子型のクッション。学習用チェアにポンと置いて座らせるほか、ソファーや座椅子などの背もたれのある椅子であれば使えます。
作業療法士が考えた、子どもが座ることを“楽”に感じる体勢へと導き、無理なく正しい姿勢を身につけさせる仕様になっています。座ると、シートが体重のかかる大腿部の裏や座骨、背骨を包むように支えてくれます。座った子どもが余分な力を使うことなく座っていられるので、長時間でもリラックスできるそうですよ。
子どもの姿勢がよくないと気付いたら、早いうちから改善しておくことが大切です。ぜひこれらのアイテムを活用してみてはいかがでしょうか。