フィギュアスケート世界選手権で、羽生結弦選手が3年ぶりに王者となったことで、ブライアン・オーサーコーチの喜びもひとしお。
羽生選手の指導者として有名なオーサー氏だが、愛弟子は羽生選手だけではない。
「オーサーは先の世界選手権に、昨年2連覇したハビエル・フェルナンデス選手、女子3位のガブリエル・デールマン選手、9位のエリザヴェート・トゥルシンバエワ選手、26位のヨシ・ヘルゲソンと、羽生選手を含めて5人の愛弟子を送り込んでいます。オーサーはメダル候補であろうとなかろうと、分け隔てなく指導するように心がけているそうです」(スポーツライター)
5人の選手をケアしなければならないため、コーチもひと苦労。世界選手権ではオーサー氏が所属するクリケットクラブから5人のコーチを帯同して対応したのだとか。男女両方の選手がいるということは、全日程で試合があるということ。それでも各選手に気を配り、大切にするオーサー氏の繊細な優しさを知るからこそ、選手たちは彼を深く信頼し、それがまた好成績につながるということなのだろう。
(芝公子)