5月31日放送の「かりそめ天国」(テレビ朝日系)で有吉弘行が、お笑い芸人アキラ100%のマッパ芸に対する苦情に一石を投じた。番組では有吉が「今、何が怖いって世間がいちばん怖いからね」と語り始めるとマツコ・デラックスも「どんなにスゴい人だって、世の中が抹殺できるんだもん」と有吉に同調。インターネットの普及により一般の人々の声が力を持つようになったというのだ。
すると有吉は「何なんだ、アキラ100%。かわいそうだなあ」とポツリ。実はこの番組が放送されるおよそ3週間前の5月11日、BPO(放送倫理・番組向上機構)が公式サイトで公開している「視聴者からの意見」欄に、アキラ100%のマッパ芸に対して2カ月連続で「青少年に悪影響」などの苦情が多数寄せられていることを公表したのだ。
アキラ100%のネタについては、お笑い芸人のバカリズムも5月21日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で「見えてから言ってほしかったですよね」「見えた時は集中砲火でいいと思うんですよ」「見えそうだからっていうのはちょっとかわいそうですよね」とコメントしている。
「有吉はさらに『なんで寄ってたかって(アキラ100%を)あんな抹殺しようとするの?』と訴え、マツコも“便乗クレーマー”が多いのではと推測。『恐ろしいよ』と顔を曇らせていました」(テレビ誌ライター)
果たして有吉やバカリズムらの意見がどこまで世間に浸透するのか。