イギリスの歌手のアデルが6月14日、多数の被害者を出す大火災が発生したロンドンの公営高層住宅「グレンフェル・タワー」を訪れた。
出火からわずか15分で24階建てのそのビル全体が炎に包まれたこの火災で、現在のところ少なくとも17人の死者と多数の負傷者が出ており、その被害者たちの追悼の場にアデルの姿も目撃された。ファンの1人は翌15日、アデルがみんなを抱きしめて慰めていたとツイートしている。
AddleUnionというユーザー名のツイッターには「アデルが今、グレンフェル・タワーにいて、住民に何か手助けがいるか聞いています」「アデルが周囲を回ってみんなを抱きしめ慰めています」と書き込まれた。ユーザー名FourMeeのツイッターにはタワー前にいるアデルの画像が載せられ「アデルがアバヤを着てグレンフェル・タワーにいます。リスペクト」と記され、同ユーザーのインスタグラムではアデルの夫サイモン・コネッキーも現場を一緒に訪れていたことを伝えている。
アデルがこのような活動をしたことは今回が初めてではなく、今年3月にロンドンで発生したウエストミンスター橋でのテロ襲撃事件においてもこうコメントしていた。
「今日、私の地元ロンドンでテロ攻撃がありました。現在私はロンドンから真逆の場所にいますが、犠牲者に我々の光と祈りが届いて欲しいと思います」「家にいないのがとても変な感じです。今日は友達と家族と過ごしたい思いです。私の知っている人は皆無事です。でも無事でない人たちもいるのです。ですから今夜はその被害者のみなさんのために祈りましょう」