放送中の朝ドラ「ひよっこ」(NHK)で、ちょっと抜けたところはあるけれどチャーミングな永井愛子を演じている和久井映見。ヒロインのみね子(有村架純)が働いていた向島電機「乙女寮」の元舎監で、現在みね子が働く「すずふり亭」の料理長に一目ぼれし、店の近くにある会社に再就職するほどバイタリティのある愛子は、「ひよっこ」の中でも人気の高いキャラクター。愛子がドラマに登場した日は、必ずといっていいほど「愛子さん」という単語がツイッターのトレンドワードにノミネートされるほどだ。
「戦争で恋人を失い、現在まで独身を貫いているものの、おっちょこちょいで明るくて、いざという時には頼りになる愛子の役は、脚本家の岡田惠和氏が和久井にあて書きしたと公表しています。しかし、一部の視聴者からは『あのCMから愛子さんのヒントを得たのでは?』という指摘が。それが、なとりから販売されている『一度は食べていただきたい 燻製チーズ』のCM。このCMは13年9月からテレビでオンエアされているもので、和久井は愛子さんのような少し高い声で明るく商品アピールしています。商品を手に持ち笑顔でターンする様子は、愛子さんそのものですよ」(広告代理店社員)
ドラマの展開としては、みね子のことはおろか、自分自身が誰であるかも覚えていない父親・実(沢村一樹)が気になるところ。そんな緊迫した場面でもホッとひと息つける愛子さんの今後にも注目したい。