ゴルフには詳しくない、それどころか興味ない、そんな女子たちも14日に各局で放送されたのニュースには「ちょっと待って!」と疑問符を投げかけている。
そのターゲットは日本男子ゴルファーとして唯一、世界で認められている松山英樹プロ。先週末に行われたメジャー大会「全米プロゴルフ選手権」でも一時はトップに立つ大健闘。最後は惜しくも5位に敗れたものの、本人の悔し涙が日本中のゴルフファンの感動を誘ったばかり。安藤優子キャスターに「後ろからギュッとしたい」と言わしめるほど。今回の活躍で世界ランキングは2位に上昇。テニスの錦織圭も凌駕する世界屈指のアスリートであることを証明した。
そんな松山が今大会後に用意していたのは、今年1月に一般女性と入籍、7月には第一子が生まれていたという、メディアもこれまで一切報じていなかったサプライズだった。案の定、これには世間もびっくり。各テレビ局のニュースやスポーツ紙などは「日本男子初のメジャー優勝を妻子に捧げたかったと思う」と、松山の悔し涙をさらに美談化させて一斉に報じた。ところが、このオメデタ報道にすかさずツッコむ女性たちが急増しているという。
「じつは我々メディアも誰もが思ったことなんです。入籍と出産の時期がズレてるぞ、と(笑)。計算するに、妊娠発覚後にわりと間を置かず入籍したと思われます。松山としては元々そういうつもりだったのかもしれませんが、これは立派なデキ婚。世間では当たり前になりつつありますが、やはりいい顔をしない昭和世代の親たちもいます。手放しで『おめでとう』ムード一色でいいのかと」(女性紙記者)
世間の女性たちは祝福しつつも、ちょっと苦笑い。「想定外でデキちゃったのかな」「このタイミングでデキ婚をバラしちゃう?」「なんでスルー? 芸能人ならそこをめっちゃツッコまれてると思う」など、本人の耳には届かないと思われるが、ネット上に多くの疑問の声が上がっている。
とはいえ、芸能人や政治家のゲス不貞ばかりの国内の話題よりは何倍もマシ。松山パパには妻子のため、ゴルフ界のため、悲願の夢を達成してほしいと誰もが思っているはずだ。
(飯野さつき)