今秋、TBS系で関ジャニ∞が初の冠レギュラー番組「ペコジャニ∞!」をスタートさせることによって、村上信五がメンバー初の民放制覇を達成する。月曜日が「ペコジャニ∞!」と「月曜から夜ふかし」(日本テレビ系)、火曜日が「ありえへん∞世界」(テレビ東京系)、水曜日が「関ジャニ∞のジャニ勉」(関西テレビ)と「村上信五とスポーツの神様たち」(フジテレビ系)、土曜日が「関ジャニ∞クロニクル」(フジテレビ系)、日曜日が「関ジャム完全燃SHOW」(テレビ朝日系)と「村上マヨネーズのツッコませて頂きます!」(関西テレビ)。ラジオレギュラーも2本抱えているため、メンバー最多の10本となる。
そんな“ジャニーズの稼ぎ頭”はそもそも、友だちに誘われて履歴書を送付し自分が受かってしまうというよくあるパターンで入所した。初めて観にいったKinKi Kids大阪城ホール公演で、ローラーブレードをはいてステージに立っている。しかし、その晴れ舞台で、一生忘れられない悪夢のような経験をしたことはあまり知られていない。
「その日のステージは円形。リハーサルで村上は振付師の先生から、『“GOOD BYE”と書かれた旗を堂本剛から受け取ったらハケてこい』と言われていました。リハでは、ほかの関西Jr.と同じタイミングで1周まわって戻ってきたのですが、本番は速く戻ってきてしまった。機転をきかせてもう1周まわったら、入れ替わりでJr.が戻ってきてしまった。その時の演出はガラスケースが割れて、KinKiが出てきて、スモークがたかれるというものだったんですが、村上がステージセンターに戻った瞬間にガラスが割れるという、バッドエンディング(笑)。この大事件はいまだに、村上のトラウマになっているそうです」(エンタメ誌の取材ライター)
大事なステージを最悪な形で締めくくった“素人”の村上。だが、スゴいのはジャニー喜多川社長だ。先の取材ライターは続ける。
「『YOU、根性あるよ』と褒めたんです。中学生の村上でも、事の重大さに猛省しきりだったそうですが、素人なのに大先輩の大舞台を締めくくった姿勢を、ジャニーさんは絶賛したんです」
ジャニーさんの慧眼はホンモノだったようで…。
(北村ともこ)