コアなジャニヲタ(ジャニーズのオタク)の間で、人気沸騰中のエリアがある。映画『君の名は。』や数々の人気アニメによって、ロケ地を巡る「聖地巡礼」がすっかり有名になったが、ジャニーズ好きは今、神奈川県綾瀬市を訪れるという。地域の情報に詳しいライターに聞いた。
「綾瀬市には、地域住民組織と手を組んだ“綾瀬ロケーションサービス”という機構があって、映画やドラマなど40作品以上の撮影に協力しているんです。公共施設やオフィス、飲食店、学校、個人宅など、どんなオーダーにも応じてくれて、ボランティアの市民エキストラも200人以上を常時確保しています。発足したのは2014年。ジャニーズの出演作は関ジャニ∞の主演映画『エイトレンジャー2』が最初でした。市役所のシーンで、周辺住民も協力しています」
発足からわずか3年ほど。だが「写真を撮らない」「SNSで発信しない」「撮影やサインを求めない」といったルールが徹底されてるため、スタッフ、キャストも安心してロケができるようだ。
「嵐の主演映画『ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶんHAPPY』も、市内と周辺の店舗で撮られています。エキストラは地元住民。メンバーの5人に加え、原案のV6・井ノ原快彦も現場に来たそうです。2014年末には、SMAP時代の草なぎ剛が主演のドラマ『銭の戦争』(フジテレビ系)を当地で撮っている。市内で有名な城山公園冒険の森に、共演者の木村文乃さんや津川雅彦さんなどと訪れたそうです」(前出・ライター)
2015年には、山下智久が主演ドラマ「アルジャーノンに花束を」(TBS系)で、去年は映画「彼らが本気で編むときは」で生田斗真が訪れている。今後も綾瀬市からどんどん名作が輩出されるに違いない。
(北村ともこ)