川谷絵音がボーカルを務めるゲスの極み乙女。が、10日配信の新曲「あなたには負けない」のミュージックビデオで、因縁の「週刊文春」と異例のコラボだ。
今回のミュージックビデオは文春の発行元である文藝春秋本社ビルで撮影が行われ、エキストラとして同誌の編集部の記者たちも参加しているとのこと。
川谷といえば、昨年1月に同誌にベッキーとの不貞愛をスクープされ、同年5月に離婚。さらに、9月には当時未成年であった元恋人・ほのかりんとの飲酒デートが報じられ、12月から今年3月までバンド活動休止に追いやられた。文春はいわば、ブレイク絶頂期をめちゃくちゃにされた不倶戴天の敵なだけに、今回のコラボは世間に驚きをもって受け止められている。
川谷は文春編集部を訪れ、編集長のイスにも座っている。同誌のグラビア記事では「今、音楽もそうですけど、ジョークが少なくなって堅苦しくなってると感じてる。こういうのは僕らしかできないジョークだし」とコメントしている。
この当事者意識のなさは案の定、ネット上から絨毯爆撃を受けている。「お前が言うか」「どういう神経してるんだ」「元奥さんとベッキーが気の毒」「自分が良ければ、女はどうなってもいいって発想だよ」と、世の女性の川谷に対する嫌悪感は増幅しているようだ。
「再起をかけるゲスの極みの立場からすれば、これぐらいの開き直りがあってもいい。また、不貞報道発覚直後に発売された2ndアルバムのタイトルが偶然にも『両成敗』だったこともあって、炎上商法もいとわないイメージもある同バンドですから、不思議なことではありません。ただ、川谷の不貞相手であったベッキーは、文春スキャンダルの餌食になった後、活動休止しても好感度はどん底のまま。それゆえ、川谷だけが文春と手を結び、ビジネスに繋げるという商法に違和感を覚える人が多いですね」(エンタメ誌ライター)
同曲は先月20日にショートバージョンがYouTubeで公開されており、その映像の中に「週刊文春」を模した「週間人春」なるCGの雑誌が登場。それを文春が記事にした流れから今回のコラボが実現したという。 川谷はこれで文春と手打ちと勘違いしているかもしれないが、同誌のスローガンは「親しき仲にもスキャンダル」であることをお忘れなく。
(田中康)