アラフォージャニーズのなかでも、群を抜いた気風のよさで有名なTOKIO・松岡昌宏。女と後輩に財布を開けさせないというスタイルは、松方弘樹、東山紀之から学んだ男の流儀だという。「そんな“松兄ぃ”も、中学生のころはウブだったんですよ」と教えてくれるのは、ベテラン芸能記者だ。
「15歳の中学生のころ、片思いをしていた女子に“宝石”を贈っているんです。といっても指輪ではなく、オルゴール付きの宝石箱。そのときにできた精いっぱいのプレゼントで、相手は初恋の子。彼はすでにジャニーズJr.の一員でした」
そのとき松岡は、驚くべき行動に出ている。のちにTOKIOとして運命を共にすることとなる2歳年上の国分太一に、恋愛相談に乗ってもらったのだ。中高生にとっては、1学年上でも大人に見えるもの。松岡いわく、国分が「恋愛マスター」に思えて、本音で話したという。
「そのとき国分は、『松岡が思うように、自然に“前から気になってた”って言えよ』とアドバイスしたのだが、意を決して告白すると、ものの見事にフラれた(笑)。恋愛マスターの助言は、役に立たなかったのです。でも、この失恋が松岡の負けん気に火をつけたようで、“絶対に売れてやる!”と心に誓ったとか」(前出・ベテラン芸能記者)
いまや独身組(長瀬智也、城島茂、松岡)、既婚者(国分)、バツイチ(山口達也)がいるTOKIOだが、それぞれに淡い時代があったのだ。
(北村ともこ)