常人には計り知れない独自の視点やこだわりを持って世界を巡る人をクローズアップする人気番組「クレイジージャーニー」(TBS系)。1月2日の新春SPには滝沢秀明が登場した。滝沢は世界各地の火山を巡る旅にハマっているそうで、マグマが火口に溜まる溶岩湖に挑む「マグマ大接近旅」がライフワークと告白。
「この極めて危険な旅にハマったのは、数年前に別の番組でバヌアツ共和国のマルム火山の火口に足を踏み入れたことがきっかけ。今回の番組で滝沢は、世界でも訪れた人間が一桁しかいないと言われるバヌアツ共和国のベンボウ火山のマグマに挑みました」(芸能ライター)
滝沢一行は、まず現地スタッフが待つキャンプ地まで険しいジャングルの山中を登山。あまりの過酷さに同行した番組ディレクターは、たびたび休憩を申し出る。しかし、滝沢はディレクターの代わりにカメラを回しながら撮影をアシスト。ディレクターが2度目の休憩を申し出ると「様子を見ましょうか」と余裕を見せた。また、ディレクターが火口までロープを伝って下りる際、不自然な体勢になると「もうちょっと体起こした方がいいです」と的確なアドバイス。こうして様々なアクシデントを乗り越え、滝沢一行はベンボウ火山に到達したのだが、視聴者からは「足手まといのディレクターに淡々と対応、キレもしない、さすがタッキー」「己を律しながらも相手をさりげなく気づかうことを忘れない。滝沢秀明、超人か」などと、称賛コメントがSNSに多数寄せられた。
「滝沢は、様々な舞台で若い頃から座長を務めています。座長は、一座の俳優やスタッフに気を配り、統率できなければ務まりません。今回の旅の成功も、彼の“座長”としてのリーダーシップによるところが大きかったのではないでしょうか」(放送作家)
並々ならぬ精神力と気遣いは、MCの松本を大いに驚かせたようだ。
(窪田史郎)